【第1回】 |
伝統宗教、ヒューマニティ(人間性)、新テクノロジーを並列的、重層的にとらえながら、人間存在についての理解や信念の揺れを問題にする。 |
【第2回】 |
人間存在について考える上で、「死と再生」および「生と死」のテーマに着目する。生物学的な死やデータの消去にとどまらないような死について考察するために、新たに「生なる死」の概念を導入する。 |
【第3回】 |
「生なる死」(自らの生物学的な死によらない、自らの存在関係の根本的変容)の概念と伝統宗教、ヒューマニティ、新テクノロジーの関係について、前二回の講義内容をふりかえり、改めて考察を加える。 |
【第4回】 |
「生なる死」を継承し、文化、文明を形作る「文化なる死」の概念について検討する。 |
【第5回】 |
間接体験としての生物学的な死と、その死を位置づける世界観としての統一時空について解説し、その内容および特徴を分析する。 |
【第6回】 |
「生なる死」「文化なる死」を位置づける世界観としての生命の時空、文化の時空について解説し、伝統宗教、民俗的な経験と知恵の新たな意義を見出す鍵を求める。 |
【第7回】 |
「生なる死」「文化なる死」の非認知の問題を扱う。 |
【第8回】 |
「生なる死」「文化なる死」の喪失の問題を扱う。 |
【第9回】 |
「生なる死」「文化なる死」の喪失の影響(闇の漂流)の問題を扱う。 |
【第10回】 |
「生なる死」「文化なる死」の気づきの問題を扱う。 |
【第11回】 |
「生なる死」「文化なる死」の構造を検討する。 |
【第12回】 |
「生なる死」「文化なる死」の共有について考察する。 |
【第13回】 |
人間存在について「死と再生」および「生と死」の観点から考察する。 |
【第14回】 |
試験テーマ解説 |
【第15回】 |
全体講評、授業内期末試験 |