Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:JLN-204
日本語の文法 II 中沢 紀子
選択  2単位
【日本文化】 18-1-1310-3245-004

1. 授業の概要(ねらい)

 「雨が降る」という可能性を表現するような場合、「きっと雨が降るだろう」と「たぶん雨が降るだろう」とでは、ニュアンスが異なっている。この違いを、日本語を学ぶ留学生や外国の人に説明するとしたら、どのように説明すればよいのだろうか。後期は、日本語の助動詞・副詞を題材に、現代日本語の文法的な分析の仕方および基本的な知識を身につける。授業は前半と後半に分け、前半は主に「らしい」「ようだ」「だろう」といった発話者の気持ちや願望、判断を表す助動詞を、後半は「たぶん」「きっと」などの副詞を取り上げる。また、授業では現在話題になっている言語事例も紹介する予定である。

2.
授業の到達目標

 日本語の文法事項について説明できる。
 類似表現の意味の違いを明確に説明できる。

3.
成績評価の方法および基準

 出席(50%)・テストかレポート(50%)

4.
教科書・参考書

 授業ではプリントを配布する。参考文献は、授業時に提示する。

5.
準備学修の内容

 ノートを読み返すなど復習をすること。

6.
その他履修上の注意事項

 受講者多数の場合、履修制限をかけることがある。履修を希望する学生は、初回の授業に必ず出席すること。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 ガイダンス
【第2回】
 命題とモダリティ
【第3回】
 モダリティ①
【第4回】
 モダリティ②
【第5回】
 モダリティ③
【第6回】
 モダリティ④
【第7回】
 身近な日本語の諸問題・日本語分析①
【第8回】
 副詞とは何か
【第9回】
 身近な日本語の諸問題・日本語分析②
【第10回】
 副詞の分類①
【第11回】
 副詞の分類②
【第12回】
 副詞の分類③
【第13回】
 副詞の分類④
【第14回】
 身近な日本語の諸問題・日本語分析③
【第15回】
 まとめ