Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:ARL-103
アニメーション文化論 I 康村  諒
選択  2単位
【日本文化】 18-1-1310-4910-009

1. 授業の概要(ねらい)

 アニメーション文化論とは文字通り、アニメーションを介して行われる文化現象を研究する科学です。20世紀の映像文化の主役は映画でした。世紀後半にはテレビ放送も大きな比重を占めました。世紀末にはネット配信も生まれ、21世紀の今日にいたっています。これらの媒体はフィルムや電波、あるいはネット配信の違いはありますが、その基本法則は同じです。二次元の画面に動く映像ドラマを、あるいは記録映像を、またはバラエティやニュース映像を見せます。この事象をアニメーションの視点から捉えるとどのような風景が見えるのか。そして映画とアニメーションの関係は並列なのか、従属なのか、または別の表現芸術なのか。
 本講義では、以上の事柄を有史以前の映像の歴史からたどり、現代日本のアニメについて考察します。

2.
授業の到達目標

 本講義では映像文化とアニメーションについての基礎知識をつかみます。

3.
成績評価の方法および基準

 平常点(授業への参加度)50%、期末試験50%
 ※出席率は3分の2以上を単位の条件とします。(公欠を除く)

4.
教科書・参考書

 プリントを適宜配布。

5.
準備学修の内容

 現在放送、あるいは封切られる映画やアニメーションではなく、古典となった映画やアニメーションをできるだけ見てください。

6.
その他履修上の注意事項

 配布プリントを復習すること。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 ガイダンス
【第2回】
 映像史――起源から原理まで――
【第3回】
 映像史――初期映像エンターテインメント――
【第4回】
 写真の発明①
【第5回】
 写真の発明②
【第6回】
 アニメーションの起源と原理 プラトー
【第7回】
 アニメーションの起源と原理 レイノー
【第8回】
 映画前史 動く写真
【第9回】
 映画前史 シネマトグラフ
【第10回】
 映画の定義、アニメーションの定義
【第11回】
 アニメーションからアニメへ――渡来から戦前――
【第12回】
 アニメーションからアニメへ――戦中から戦後――
【第13回】
 現代日本のアニメ animeアニメとは
【第14回】
 アニメの現在と未来への展望
【第15回】
 まとめ