Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:ARL-104
アニメーション文化論 II 康村  諒
選択  2単位
【日本文化】 18-1-1310-4910-010

1. 授業の概要(ねらい)

 前期では総論として、映像史から現代日本のアニメを講義しました。後期では、現代日本のアニメがなぜ海外で受け入れられたのか、発展したのか、その魅力について、海外の研究者の視点も参考にしながら、個々の作品を考察します。

2.
授業の到達目標

 本講義では、現代日本の個々のアニメーションについての基礎知識を海外の視点も踏まえ考えます。作品の内容について(作家の伝記や時代背景よりも)、作品を自律的なものとして捉え、その構造・意味・象徴性などを考えます。

3.
成績評価の方法および基準

 平常点(授業への参加度)50%、期末試験50%
 ※出席率は3分の2以上を単位の条件とします。(公欠を除く)

4.
教科書・参考書

 プリントを適宜配布。
 参考図書:スーザン・J・ネイピア/神山京子訳『現代日本のアニメ』(中公叢書、2002年)
 小川昌宏/須川亜紀子編著『アニメ研究入門』(現代書館、2014年)
横田正夫・池田宏・小出正志編『アニメーションの事典』(朝倉書店、2012年)等。

5.
準備学修の内容

 現在放送しているアニメーションだけではなく、古いアニメーションもできるだけ見てください。

6.
その他履修上の注意事項

 作品の紹介はシラバスとは多少前後(あるいは変更)することもあるので注意すること。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 前期のまとめとガイダンス。なぜアニメなのか
【第2回】
『AKIRA』身体、変身、アイデンティティ①
【第3回】
『AKIRA』身体、変身、アイデンティティ②
【第4回】
『もののけ姫』ファンタジーと女性性、神話①
【第5回】
『もののけ姫』ファンタジーと女性性、神話②
【第6回】
『攻殻機動隊』テクノロジー化した身体とアニメ①
【第7回】
『攻殻機動隊』テクノロジー化した身体とアニメ②『アニマトリックス』日本的美意識の変化
【第8回】
『銀河鉄道999』少年の成長と旅立ち①
【第9回】
『銀河鉄道999』少年の成長と旅立ち②
【第10回】
『この世界の片隅に』歴史を見据えるアニメ①
【第11回】
『この世界の片隅に』歴史を見据えるアニメ②
【第12回】
『千と千尋の神隠し』カーニバルと封印の美学①
【第13回】
『千と千尋の神隠し』カーニバルと封印の美学②
【第14回】
 テレビ・アニメ
【第15回】
 総まとめとテスト。