Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
科目ナンバリング:ARL-303
アニメーション制作の工程 I 康村  諒
選択  2単位
【日本文化】 18-1-1310-4910-013

1. 授業の概要(ねらい)

 制作工程において、実写映像制作とアニメーション制作の間には、実は、一般に思われているような大きな違いはありません。映像コンテンツの制作工程は、プリプロダクション・プロダクション・ポストプロダクションの大きく三つに分けられますが、プリプロダクションとポストプロダクションには、実写とアニメに明確な違いはないのです。違いはプロダクションの部分であり、撮影されるものが動いている人間なのか、制止しているモノや画像なのかです。これら各分野は細かく分業化されていますが、本科目は、アニメーション制作を映像コンテンツ制作の一種として体系的に扱い、その中で、プリプロダクション制作の基礎を学習します。

2.
授業の到達目標

 本講義ではアニメーション制作における基礎的な知識と技術の両側面を体系的に身につけます。しかし、本科目はクリエーターを養成することが目的ではありません。本科目は動画映像メディアの基礎工程を理解し、制作工程(プリプロダクション)の基礎技術を習得することを目的とします。

3.
成績評価の方法および基準

 提出物による。

4.
教科書・参考書

 プリントを適宜配布。

5.
準備学修の内容

 普段から自身が映像化したい作品の原作、そしてオリジナルの構想を練ってください。

6.
その他履修上の注意事項

 本講義は映像コンテンツ制作の基礎の理解とプリプロ作業の実践です。学生一人ひとりに実際に企画書を書いて提出してもらいます。企画書の提出がなければ採点不可能ですので、文章を書くことが必須です。受け身ではなく、学生自身の積極的なモチベーションが必要になります。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 ガイダンス。プリプロ、ポストプロの理解。
【第2回】
 動画映像原理を理解する。
【第3回】
 モンタージュ。映像編集の基礎技術を考える。
【第4回】
 構図とイマジナリーライン。映像演出の基礎技術を理解する。
【第5回】
 企画書とは何か。その書き方を解説する。
【第6回】
 原作作品の企画化①
【第7回】
 原作作品の企画化②
【第8回】
 原作作品の企画化③
【第9回】
 原作作品の企画化、プレゼンテーション
【第10回】
 オリジナル作品の企画化①
【第11回】
 オリジナル作品の企画化②
【第12回】
 オリジナル作品の企画化③
【第13回】
 オリジナル作品の企画化④
【第14回】
 オリジナル作品の企画、プレゼンテーション
【第15回】
 オリジナル作品の企画、プレゼンテーション