Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:JLT-103
日本文化 II - I 康村  諒
【Ⅲ】  2単位
【Ⅲ 歴史と文化を学ぶ】 18-1-1310-4910-016

1. 授業の概要(ねらい)

 映画の中のアニメーションを定義すれば、それはひとつの映像表現の技術、あるいは一ジャンルとして存在するのが一般的な認識でしょう。しかし現実には、アニメーションは映画であることを必要としません。アニメーションは媒体を選ばないのです。パラパラマンガ(フリッカー・ブック)やソーマトロープは完全なアニメーションです。映画のように、映像媒体に記録することを必要としないメディアフリーの芸術なのです。本講義では、これら特殊な芸術形態であるアニメーション学習を網羅的、俯瞰的に学習します。

2.
授業の到達目標

 本講義では文化としてのアニメーションを広く学習し、アニメーション研究領域全般の基礎知識をつかみます。

3.
成績評価の方法および基準

 平常点(授業への参加度)50%、期末試験50%
 ※出席率は3分の2以上を単位の条件とします。(公欠を除く)

4.
教科書・参考書

 参考書:横田正夫・池田宏・小出正志編『アニメーションの事典』(朝倉書店、2012年)
     John Halas/Roger Manvell 伊藤俊平訳『アニメーション〈理論・実際・応用〉』(ダヴィッド社、1980年)
     パトリック・マシアス/町山智浩 編・訳『オタク・イン・USA』(筑摩書房、2013年)

5.
準備学修の内容

 現在放送しているアニメーションだけではなく、古典となりアート呼ばれるアニメーションも見るよう心がけてください。

6.
その他履修上の注意事項

 配布プリントを復習すること。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 ガイダンス。総論
【第2回】
 原論 現代のアニメと神話
【第3回】
 アニメーションの概念 隣接領域との関係性
【第4回】
 アニメーションの特質
【第5回】
 アニメーションの形式・内容
【第6回】
 アニメーションの歴史①
【第7回】
 アニメーションの歴史②
【第8回】
 技術・表現①
【第9回】
 技術・表現②
【第10回】
 文化としてのアニメーション
【第11回】
 文化産業としてのアニメーション
【第12回】
 アニメーション産業①
【第13回】
 アニメーション産業②
【第14回】
 アニメーション産業③
【第15回】
 まとめ