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授業の概要(ねらい) |
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本講義では日本政治思想史を学ぶ。江戸時代を中心に色々な思想家とその教えを検討することによって近世における「政治」の観念を考えたい。江戸時代における政治の観念を深く理解するために前近代の中国における思想史や西洋政治思想史と比較する場合もある。また、江戸時代の政治思想に関する著名な研究書を紹介する。
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2. |
授業の到達目標 |
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・日本思想史の理解を深める ・江戸時代の思想史における思想家とその教えを説明することができる ・江戸時代の政治思想史に関する研究アプローチとその歴史を説明することができる
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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・平常点(40%)講義への積極的参加と、リアクションペーパーへの回答 ・試験(60%)きちんとした理由なしで試験を欠席すると0点の評価となるので注意する
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教科書・参考書 |
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・教科書:渡辺浩(2010)『日本政治思想史―十七〜十九世紀 』東京大学出版会. ・参考書:苅部直・片岡龍変(2008)『日本思想史ハンドブック』新書館.
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準備学修の内容 |
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・講義内で指示した文献を読む ・講義の出席前に前回の授業のノートを読み返し、復習する
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その他履修上の注意事項 |
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・受講希望者は必ず初回の授業に出席する ・学生証を所持する ・欠席や遅刻は止むを得ない場合は例外とし、定時には着席する ・講義計画は適宜変更する可能性がある ・合理的配慮などによる特別な理由がない場合、パソコンの持ち込みは禁止
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | イントロダクション(授業の進み方と方法についての説明) | 【第2回】 | 古典中国の儒学における政治思想 | 【第3回】 | 朱子学における政治思想 | 【第4回】 | 江戸時代における儒学の受容 | 【第5回】 | 林羅山の思想 | 【第6回】 | 史料読解 I | 【第7回】 | 山鹿素行の思想 | 【第8回】 | 史料読解 II | 【第9回】 | 伊藤仁斎の思想 | 【第10回】 | 史料の読解 III | 【第11回】 | 新井白石の思想 | 【第12回】 | 史料読解 IV | 【第13回】 | 貝原益軒の思想 | 【第14回】 | 史料読解 V | 【第15回】 | 総括と試験 |
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