Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:JLT-102
日本文化 I - II 馬場 小百合
【Ⅲ】  2単位
【Ⅲ 歴史と文化を学ぶ】 18-1-1310-4913-019

1. 授業の概要(ねらい)

 「いなばのしろうさぎ」や「やまたのおろち」などで知られるいわゆる日本の神話は、およそ1300年前のテキストである『古事記』にその原型が確認できます。あるいは、「うらしまたろう」「かぐやひめ」などのいわゆる昔話も、古典文学作品にその源流を見ることができます。これらの神話・昔話は子供向けの絵本の題材にもなって現代でも親しまれ、日本文化を支える教養の一つにもなっています。
 この授業では、神話・昔話・伝説の原典となっている古典文学作品について学び、物語が原典から変奏されて今に受け継がれていく様相を追っていきます。また、物語が美術・芸術とも合流しながら受容されていくことにも着目し、絵巻物などの日本前近代の美術作品に触れ、その技術や鑑賞のポイントを学びます。

2.
授業の到達目標

 授業の内容を正確に理解し、興味をもった事柄について参考文献などを通して発展的に学習できる。

3.
成績評価の方法および基準

 授業内試験(50%)と平常点(出席状況・コメントシート・小テストなど、50%)をあわせて評価します。

4.
教科書・参考書

 テキストはプリントを用意し、参考文献は授業時に紹介します。

5.
準備学修の内容

 予習のために配布されたプリントは次の授業までに読んでおき、分からない言葉は辞書などを使って調べてくること。
 授業で配付されたレジュメも授業後に読み直し、復習しましょう。
 授業時に紹介する参考文献に目をとおし、疑問点については授業中のコメントシートなどで質問してください。

6.
その他履修上の注意事項

 授業中の質問やコメントシート等を通じて、積極的な授業参加を求めます。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 ガイダンス・前期の復習
【第2回】
 日本の神話(6)
【第3回】
 日本の神話(7)
【第4回】
 日本の神話(8)
【第5回】
 日本の神話(9)
【第6回】
 日本の神話(10)
【第7回】
 日本の昔話(6)
【第8回】
 日本の昔話(7)
【第9回】
 日本の昔話(8)
【第10回】
 日本の昔話(9)
【第11回】
 日本の昔話(10)
【第12回】
 物語と美術作品(4)
【第13回】
 物語と美術作品(5)
【第14回】
 物語と美術作品(6)
【第15回】
 総括と試験