【第1回】 |
オリエンテーション 講義全体の流れを理解する。脳について解明されたことと、まだ解明されていないことを整理して理解する。 |
【第2回】 |
脳の成長 神経細胞の分化と増殖、シナプス形成について学ぶ。シナプスの過形成と淘汰の意義、神経ダーウィンニズム理論、カオス的脳観について理解する。 |
【第3回】 |
右脳と左脳 脳の機能分化、左右脳の側性、可塑性に関する基礎知識を身につける。言語中枢の確立と利き手との関連を理解する。 |
【第4回】 |
脳機能画像とその応用 functional MRIと光トポグラフィーを代表とした脳機能画像のしくみと学習や教育への応用の可能性について学ぶ。 |
【第5回】 |
神経生理機能検査とその応用 ・脳波、事象関連電位、脳磁図を代表とした神経生理機能検査のしくみとその応用について理解する。 ・ブレイン・インターフェースの現状を理解し、障害児教育への応用の可能性を学ぶ。 |
【第6回】 |
実験心理学とその応用(1) ゲストティーチャーによる講義を通して、実験心理学における最新の研究成果を理解する。 |
【第7回】 |
実験心理学とその応用(2) ゲストティーチャーによる講義を通して、実験心理学における最新の研究成果を理解する。 |
【第8回】 |
実験心理学とその応用(3) ゲストティーチャーによる講義を通して、実験心理学における最新の研究成果を理解する。 |
【第9回】 |
ミラーニューロン ・真似、言語発達や意図の理解に関与するミラーニューロンの役割を理解する。 ・さらに学習を含めた教育活動におけるミラーニューロンの重要性を学ぶ。 |
【第10回】 |
記憶のメカニズム ・記憶に関わる脳機能のしくみを理解する。 ・A・B類学生混合の小グループを作り、記憶のメカニズムを応用した教育方法を協議し、その成果を発表する。 |
【第11回】 |
言葉の発達 ・神経生理学と発達心理学から言葉の発達過程を学ぶ。 ・教育現場における児童生徒個々の言語活動を言語発達過程から理解する力を身につける。 |
【第12回】 |
読み書きのメカニズムと読み書き障害 ・読み書きに関わる脳機能のしくみを理解する。 ・発達性読み書き障害の概念、診断プロセス、医学的対応法を学ぶ。また、ICTを活用した発達性読み書き障害の指導支援について理解する。 ・A・B類学生混合の小グループを作り、発達性読み書き障害に対する教育方法を協議し、その成果を発表する。 |
【第13回】 |
算数の理解と算数障害 ・算数の理解に関わる脳機能のしくみを理解する。 ・算数障害の概念、診断プロセス、医学的対応法を学ぶ。また、発達心理学の視点から見た算数障害の捉え方についても理解する。 |
【第14回】 |
社会性とコミュニケーションの発達 ・神経生理学や発達心理学から人間における社会性とコミュニケーションの発達の仕組みを理解し、児童生徒の精神課題を理解する。 |
【第15回】 |
教育における脳科学の応用 A・B類学生混合の小グループをつくり、脳科学を基盤に現在の教育方法について討議し、その成果の発表をもとに全体で討議する。 |