Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:
教育実践基礎研究 I 坂本 和良
必修  1単位
【教職大学院】 18-1-1331-3344-005

1. 授業の概要(ねらい)

 授業を協働で記録・分析していくことによって、教育実習の課題と教育実習を進めていくための基礎としての臨床的な実践研究の基本的な手法・態度を身につけつつ、それを協働で進めていく力の育成を目指す。
 入学当初、修了生の授業を観察すると共に、協働して授業の精密な記録をとり、集中合宿で授業分析していく。
 また、集中合宿後の実習における授業観察等を通し、授業の本質・組み立て・手法や児童生徒についての理解を深めつつ、臨床的な実践研究を進めていく力を身につけるとともに、教育実践を教導で研究していく手法と態度を身につける。

2.
授業の到達目標

 実習の課題を把握し、臨床的な実践研究の基本的な方法を経験し、実践的な研究の基礎を身につける。
 授業の本質や手法などを学びつつ、学校での実習を進めていくための基礎となる臨床的な実践研究の基本的な手法・態度を身につける。
 臨床的な実践研究の方法を協働で進め、かつ指導していく基礎的な手法と態度を身につけることを目指す。
 <A類学生>
 ・授業観察とその分析を行う演習を通し、教育実習の課題を把握し、教育実習を進めていくための基礎としての臨床的な実践研究の基本的な手法・態度を身につける。
 ・授業の本質・組み立て・手法や児童生徒についての理解を深めつつ、理解を深める視点を把握する。
 <B類学生>
 ・臨床的な実践研究の方法を獲得・究明していくと共に、臨床的な実践研究の方法を校内外の教員に指導していく基礎的な手法と態度を身につける。

3.
成績評価の方法および基準

 授業分析の取り組み状況(50%)
 課題レポート(20%)
 実習報告書(30%)           これらを基に総合的に評価する。

4.
教科書・参考書

 テキスト  特になし
 参考文献  適宜紹介する

5.
準備学修の内容

 これまでの優れた授業記録を読んで、その良さを学んでほしい。

6.
その他履修上の注意事項

 授業を観察し、効果的に記録する方法を学び、その記録に基づいて授業を分析・考察し、授業改善を図る資質を高めることを期待する。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 オリエンテーション
 グループ作り
【第2回】
 授業記録作成の手法
【第3回】
 授業記録作成演習
【第4回】
 特別な支援が必要な子供への配慮
【第5回】
 授業観察・記録作成準備
【第6回】
 授業観察の実際(修了生の授業参観)
【第7回】
 業記録を元にした振り返り
【第8回】
 実習校において、実習に関する打合せ
【第9回】
 逐語記録に基づく授業分析①
【第10回】
 逐語記録に基づく授業分析②
【第11回】
 授業分析の検討①
【第12回】
 授業分析の検討②
【第13回】
 授業分析の検討③
【第14回】
 授業観察・記録の実際
【第15回】
 授業観察・記録についてのまとめ