【第1回】 |
「学力」の育成と指導の計画 「確かな学力」とは何かを多面的多角的に考え、課題意識を深め広めると共に、「確かな学力」「豊かで深い学び」を組織的計画的に高めていく指導の計画・方法、評価方法などについて課題意識を明確にする。 |
【第2回】 |
各学校における教育課程の編成①―小学校の事例研究を通して― 学習指導要領等に基づきながら、各学校が地域、児童などに応じて、どのように独自に目標を設定し、教育課程を編成していくのか、小学校教員のB類学生の勤務校の事例報告を基に協議し、理解を深める(学年・教科間の縦横の関係・連携にも留意。第3、4回も同様)。 B類学生は、特に他校や異校種の違いと連携についての理解と課題意識を高める。 |
【第3回】 |
各学校における教育課程の編成②―中学校の事例研究を通して― 学習指導要領等に基づきながら、各学校が地域・生徒などに応じてどのように独自に目標を設定し、教育課程を編成していくのか、B類学生の勤務校の事例報告を基に協議し、理解を深める。 |
【第4回】 |
各学校における教育課程の編成③―特別支援教育の事例研究を通して― 学習指導要領等に基づきながら、各学校・学級が地域、児童・生徒などに応じて、どのように独自に目標を設定し、教育課程を編成していくのか、B類学生の勤務校の事例報告を基に協議し、理解を深める。 |
【第5回】 |
単元指導計画の立案 学習指導要領等に留意しながら、地域、児童・生徒などに応じて、これまでの経験を活かして(指導計画は毎年、変化していく)、学習/教育内容と教材・題材選定の根拠を明確にし、目標を設定・指導計画を作成する。その際、教職の意義、教育の基礎理論を踏まえ、学習内容/場面として言語系・人社系・自然系・総合系・特別支援系等を考慮した協働検討グループをつくり、教材研究への理解を深め指導計画作成の実践力を高める(第6、7回も同様)。 B類学生は、指導計画の作成や教材研究などについての、アドバイス、課題の明確化に留意して、積極的に立案に参画する(第6、7回も同様)。 |
【第6回】 |
単元指導計画の立案と教材研究 上記の指導計画を基にして、学習内容と教育活動の形態、教材や題材の選定等について検討し、学習指導計画の妥当性に留意しながら、学習指導案作成作業を進める。その際、先人の教育実践事例の検討を視野に入れながら、当該の児童生徒の発達課題を想定し、学習内容の明確化と教材・題材研究を深め、適宜、グループ間の進展状況の共有化を図る。 B類学生は、指導計画の作成や教材研究などについてアドバイスし、「確かな学力」「豊かで深い学び」に誘う授業研究課題の明確化に留意し積極的に立案に参画する。 |
【第7回】 |
単元指導計画の立案と教材研究 上記の指導計画作成作業を継続し、学習指導案(1時限あるいは1場面)作成にまで具体化し、その成果をグループ間で共有化する。 B類学生は、指導計画の作成や教材研究などについてアドバイスし、「確かな学力」「豊かで深い学び」に誘う授業研究課題の明確化に留意し積極的に立案に参画する。 |
【第8回】 |
異なる単元指導計画・授業案の模擬授業を通した検討 前授業までに取り組んできた指導計画・指導案(言語系)の模擬授業を行い、学習指導案、教材、授業、予想される児童・生徒の理解状況等についての分析・考察を通して、指導計画・授業案作成、授業力、児童・生徒理解力とその分析力を高める。 |
【第9回】 |
異なる単元指導計画・授業案の模擬授業を通した検討 これまで取り組んできた指導計画・指導案(人社系)の模擬授業を行い、学習指導案、教材、授業、予想される児童・生徒の理解状況等についての分析・考察を通して、指導計画・授業案作成、授業力、児童・生徒理解力とその分析力を高める(評価の在り方にも着目)。 |
【第10回】 |
異なる単元指導計画・授業案の模擬授業を通した検討 これまで取り組んできた指導計画・指導案(自然系)の模擬授業を行い、学習指導案、教材、授業、予想される児童・生徒の理解状況等についての分析・考察を通して、指導計画・授業案作成、授業力、児童・生徒理解力とその分析力を高める(学年・教科間の縦横の関係・連携にも留意)。 |
【第11回】 |
異なる単元指導計画・授業案の模擬授業を通した検討 これまで取り組んできた指導計画・指導案(総合系)の模擬授業を行い、学習指導案、教材、授業、予想される児童・生徒の理解状況等についての分析・考察を通して、指導計画・授業案作成、授業力、児童・生徒理解力とその分析力を高める(抽出児への着目方法にも留意)。 B類学生は、授業研究を進める指導力を育成する(第12、13回も同様)。 |
【第12回】 |
異なる単元指導計画・授業案の模擬授業を通した検討 これまで取り組んできた指導計画・指導案(特別支援系)の模擬授業を行い、学習指導案、教材、授業、予想される児童・生徒の理解状況等についての分析・考察を通して、指導計画・授業案作成、授業力、児童・生徒理解力とその分析力を高める。 |
【第13回】 |
授業記録の分析と評価 模擬授業や先駆的実践事例に関する授業記録を基に、授業研究の方法、評価の視点についての理解と技能を高める。 |
【第14回】 |
ICT機器の活用を含む教材開発・教育方法の課題の検討 児童生徒の調べ学習などにおけるインターネット、デジタルボード、デジタル教科書など、ICT機器を活用した教育活動の有効性と課題に関しての検討を通して、現代における教育方法の多様な在り方に関しての理解を深める。 |
【第15回】 |
「豊かで深い学び」をはぐくむ授業研究、授業研究協議の在り方の検討 これまでの学習と教育活動に関しての指導計画と模擬授業、その記録と授業研究協議等での議論を基に、各教科・領域等における「確かな学力」「豊かで深い学び」を育てる教師の実践的指導力量の飛躍を可能とする諸契機を明らかにする。 |