Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:ESS-410
道徳特論 飯島 英世
選択  2単位
【初等教育】 18-1-1333-4215-004

1. 授業の概要(ねらい)

 道徳概論や小学校・道徳の指導法で修得した内容を基に、より深く道徳教育及び道徳科について理解し、実践的かつ専門的な指導力を身に付けることをねらいとする。特に、道徳科における教材研究や指導方法の研究に重きを置きながら、道徳教育全般の指導力を養う。

2.
授業の到達目標

 ・道徳教育についての理解を深めることができる。
 ・道徳科の学習指導案を作成し模擬授業を行い、その授業分析をすることができる。
 ・指導方法について、基礎的・基本的な内容を修得することができる。
 ・道徳教育の全体計画や年間指導計画等について、その意義と作成方法等を理解することができる。

3.
成績評価の方法および基準

 授業中の小レポートや学修姿勢(30%)、学習指導案と模擬授業(40%)、試験(30%)で総合的に評価する。

4.
教科書・参考書

 <教科書>
  『小学校学習指導要領解説 特別の教科 道徳編』(文部科学省 平成29年6月) 
  『これからの道徳教育と「道徳科」の展望』(東洋館出版社 平成28年11月)

5.
準備学修の内容

 授業で示された課題に積極的に取り組むとともに、受講者それぞれに自己の課題意識をもち、その内容の研究を進めること。また、課題レポート等は期限までに必ず提出すること。

6.
その他履修上の注意事項

 道徳に関する専門的な指導力を高める授業であるため、欠席をしないこと。各自が自らの課題をもち、主体的・積極的に参加してほしい。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 オリエンテーション
 (道徳教育と道徳科)
【第2回】
 道徳教科化の背景とこれからの道徳教育の在り方
【第3回】
 道徳教育の目標と全体計画、組織体制
【第4回】
 道徳科の目標と内容項目
【第5回】
 道徳科の指導過程と授業づくり
【第6回】
 道徳科の多様な指導方法
【第7回】
 教材分析に基づく発問構成と道徳科の評価
【第8回】
 学習指導案の書き方と留意点
【第9回】
 学習指導案の作成(事例に基づく研究)
【第10回】
 学習指導案の作成(学習指導案の構想と具体化)
【第11回】
 模擬授業と授業分析①(主として自分自身に関すること)
【第12回】
 模擬授業と授業分析②(主として人との関わりに関すること)
【第13回】
 模擬授業と授業分析③(主として集団や社会との関わりに関すること)
【第14回】
 模擬授業と授業分析④(主として生命や自然、崇高なものとの関わりに関すること)
【第15回】
 試験とまとめ