1. |
授業の概要(ねらい) |
|
英語で書かれた文学を学ぶなかで、英語による表現力への理解を深めるとともに、英語が使われている国・地域の文化についても学ぶ。また、中学校および高等学校での教職を志望する学生は、上記の内容を外国語科の授業に生かすことができるようにする。 この授業ではイギリスとアメリカを中心とする英語圏で書かれた詩や演劇について概観的に見る。作品理解の補助として視聴覚資料も用いる。
|
2. |
授業の到達目標 |
|
・ 英語圏の文学、とくに詩や演劇などリズミカルな言語表現について理解している。 ・ 英語で書かれた代表的な詩(文学)について理解している。 ・ 文学作品の読解を通じて、英語が使用されている国・地域の文化について理解している。 ・ 詩の世界観を通じて、異文化と自国文化の差異に気づき、それぞれの美質を理解している。
|
3. |
成績評価の方法および基準 |
|
授業への積極的な参加、取り組み(40%)、筆記試験(60%)。
|
4. |
教科書・参考書 |
|
授業で指示する。
|
5. |
準備学修の内容 |
|
予習、復習をすることで、授業の内容をより深く理解しておくことが望まれる。
|
6. |
その他履修上の注意事項 |
|
「英語圏の文学 I、II」を履修していなくても受講可能。
|
7. |
各回の授業内容 |
|
【第1回】 | 誰でも楽しめる英詩の魅力――イントロダクション | 【第2回】 | 童謡(nursery rhymes)の押韻――詩の形式とスキャンション(韻律分析) | 【第3回】 | 叙情詩の王道――ソネット(十四行詩)を味読する(1)概要の説明 | 【第4回】 | 叙情詩の王道――ソネット(十四行詩)を味読する(2)テクストの分析 | 【第5回】 | 頌歌(オード)について(1)概要の説明 | 【第6回】 | 頌歌(オード)について(2)テクストの分析 | 【第7回】 | ジョン・キーツの世界 | 【第8回】 | 中間まとめ | 【第9回】 | シミリ(直喩)とメタファ(隠喩)について(1)叙景詩および自然詩における | 【第10回】 | シミリ(直喩)とメタファ(隠喩)について(2)叙景詩および自然詩と俳句の対比 | 【第11回】 | シェイクスピアの世界――情熱、感情表現、人間模様 | 【第12回】 | シェイクスピアの劇について(1)「劇詩」とブランク・ヴァースの魅力 | 【第13回】 | シェイクスピアの劇について(2)喜劇と悲劇の人間讃歌 | 【第14回】 | 詩作に挑戦 | 【第15回】 | 全体のまとめと試験 ※状況に応じて順番や内容が変わる可能性もある。 |
|