1. |
授業の概要(ねらい) |
|
博士論文作成に向けての準備を行うことをねらいとする。後期課程の修了までには、先史考古学の研究テーマの確認、研究計画の作成、資料の収集と分析、予備的論文作成、学位論文提出という手順を踏むが、それらの工程に関連する考古学的検討を行う。下記のテキストと各自に関連する論文や具体的資料をもとに検討を加える。先史考古学特殊研究と同様に、以下に30回の授業内容を示してあるが、学年によって内容の時間配分を変えることとする。特に1年次では、下記のテキスト等によりヨーロッパ・日本の先史時代における研究課題を学修する。
|
2. |
授業の到達目標 |
|
各自の専門課題を中心にするが、学年ごとの目標を以下に設定する。 1年次の場合は、研究テーマの妥当性・方法論を先行研究をもとに検討して決定し、研究計画を作成することを目標とする。2年次の場合、研究計画にそって資料を収集し、検討を加える。資料収集や検討の方法を具体的に理解し、実践的能力の獲得をめざす。3年次では、予備的論文作成を行い、内容の検討を行い、秋季に論文を完成させることを目指す。
|
3. |
成績評価の方法および基準 |
|
討論とレポートをもとに評価する。2年次以降は研究ノートや論文を学会誌等に載せることが望ましい。
|
4. |
教科書・参考書 |
|
参考書として『Archaeology: Theories, Methods, and Pracice』 (eds. C.Renfrew, P. Bahn)をあげる。その他は随時、指示する。
|
5. |
準備学修の内容 |
|
講義時の課題は常に各自で検討しておく必要がある。博物館等での資料見学を望む。
|
6. |
その他履修上の注意事項 |
|
具体的な資料を扱う場合は、その資料や分析機器の保存・管理が必要である。考古学実習室や大学院室の利用・管理は厳格に行うことが要求される。
|
7. |
各回の授業内容 |
|
【第1回】 | 導入 | 【第2回】 | 先史時代研究の課題の検討1 | 【第3回】 | 先史時代研究の課題の検討2 | 【第4回】 | 先史時代研究の課題の検討3 | 【第5回】 | 先行研究の理論と方法の検討1 | 【第6回】 | 先行研究の理論と方法の検討2 | 【第7回】 | 先行研究の理論と方法の検討3 | 【第8回】 | 先行研究の理論と方法の検討4 | 【第9回】 | 研究テーマ・方法論の再検討1 | 【第10回】 | 研究テーマ・方法論の再検討2 | 【第11回】 | 研究テーマ・方法論の再検討3 | 【第12回】 | 研究テーマ・方法論の再検討4 | 【第13回】 | 研究計画の検討1 | 【第14回】 | 研究計画の検討2 | 【第15回】 | 研究計画の検討3 | 【第16回】 | 資料収集と分析1 | 【第17回】 | 資料収集と分析2 | 【第18回】 | 資料収集と分析3 | 【第19回】 | 資料収集と分析4 | 【第20回】 | 資料収集と分析5 | 【第21回】 | 資料収集と分析6 | 【第22回】 | 分析結果の検討1 | 【第23回】 | 分析結果の検討2 | 【第24回】 | 分析結果の検討3 | 【第25回】 | 分析結果の検討4 | 【第26回】 | 予備的論文の検討1 | 【第27回】 | 予備的論文の検討2 | 【第28回】 | 論文構成の検討1 | 【第29回】 | 論文構成の検討2 | 【第30回】 | 総括 |
|