Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:HIT-204
東洋政治思想史 II 蔡 易達
選択  2単位
【史】 18-1-1340-0227-008

1. 授業の概要(ねらい)

 本講義では、後期においては、西洋政治思想の影響を受けた中国政治思想のメカニズムを解明すると同時に、中国現代政治の諸問題を解説する。
 なお、教職課程の履修者に対し、教育に関する東洋の歴史及び思想の基礎を修得するため、講義内容および教材の作成に関しても指導する。

2.
授業の到達目標

 授業内容の理解を基礎にして、東洋政治思想の変遷および周辺地域に与える影響の習得を目標とする。

3.
成績評価の方法および基準

 毎回授業後、200~300字程度の感想文を書く。その内容(50%)と期末レポートの結果(50%)により評価する。
 なお、講義回数の3分の2以上出席することは単位修得の必須条件とする。

4.
教科書・参考書

 毎回、授業前にプリントを配布する。
 参考資料:
  横山宏章 著 『中国近代政治思想史入門』 研文出版
  大谷敏夫 著 『中国近代政治思想史概説』 汲古書院

5.
準備学修の内容

 後期において、中国に影響を与えた西洋思想に関して、MELIC(Media Library Center)を活用し、講義の内容に関する参考文献に当たって、能動的に関連資料を把握し理解することを望む。また大学の外へ足を運んで、博物館、資料館などで調査・研究を進めてほしい。通年の履修を望む。

6.
その他履修上の注意事項

 大学に通えているのは保護者の方のおかげである。どうしてもさぼり気味になりそうな時は御両親の顔を思い浮かべてください。汗水垂らして稼いだお金があるからこそ、あなたは大学に通えているのである。それを頭の中に置いておくだけでも自然と頑張ろうという気になれるはずである。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 ガイダンス
【第2回】
 近代中国政治思想概説
【第3回】
 アヘン戦争と中体西用論
【第4回】
 魏源の政治思想
【第5回】
 厳復の政治思想
【第6回】
 康有為の政治思想
【第7回】
 梁啓超の政治思想
【第8回】
 章炳麟の政治思想
【第9回】
 孫文の政治思想
【第10回】
 戴季陶の政治思想
【第11回】
 陳独秀の政治思想
【第12回】
 胡適の政治思想
【第13回】
 毛沢東の政治思想
【第14回】
 鄧小平の政治思想
【第15回】
 まとめ