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授業の概要(ねらい) |
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古代オリエントの歴史を概観します。楔形文字の粘土板をはじめとする原典史料を読み解きながら、主に古代メソポタミア人のもたらした官僚機構、社会制度、信仰体系などについて講義します。今年度、Iでは前3千年紀後半~2千年紀前半の、バビロニアの政治・経済・社会の変化について触れます。
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2. |
授業の到達目標 |
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今、私たちを悩ませている様々な社会矛盾の芽が遠い過去にさかのぼるものであること、およびそれが生じた背景を理解し、自分の言葉で語れるようにすることを目標とします。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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中間テストと期末レポートの成績を総合して評価します。レポートの点数にやや重きを置きますが、基本的に両者の合計点のみが評価対象です。出席は取りませんが、授業をろくに聞かずに単位を取ることはほぼ不可能であろうと思われます。評価は厳しいので、特に就職を控えた4年生は十分検討の上、受講してください。
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4. |
教科書・参考書 |
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テキストは使用せず、毎回の授業で配布するプリントの中で、随時参考文献を紹介します。この分野についてまったく予備知識のない学生は、入門書として以下の文献を通読しておくことをすすめます。 中田一郎『メソポタミア文明入門』岩波ジュニア新書、2007年。 大貫他『世界の歴史①人類の起源と古代オリエント』中公文庫、2009年。
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5. |
準備学修の内容 |
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プリントで紹介された参考文献の該当箇所を熟読しておくこと。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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受講生の多くはこの分野にあまりなじみがないと思われるので、できる限りわかりやすく説明するつもりです。ただし、やる気も努力する気もなく、安易に単位だけ取ろうと思っている学生は容赦なく落としますので、受講はご遠慮ください。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | ガイダンス:授業内容の詳細と評価法などについて、改めて発表する。 | 【第2回】 | 通史概説(1)農耕のはじまり、都市の成立と発展 | 【第3回】 | 通史概説(2)統一国家の形成 | 【第4回】 | 通史概説(2)古バビロニア期 | 【第5回】 | 中バビロニア期の政治史(1)カッシート朝 | 【第6回】 | 中バビロニア期の政治史(2)国際化の時代 | 【第7回】 | 中バビロニア期の社会・経済(1)部族制 | 【第8回】 | 前半の講義のまとめ・補足 | 【第9回】 | 中間テスト | 【第10回】 | 中バビロニア期の社会・経済(2)階層社会の底辺 | 【第11回】 | 中バビロニア期の美術(1)境界石 | 【第12回】 | 中バビロニア期の美術(2)円筒印章 | 【第13回】 | 中バビロニア期の文学(1)ギルガメシュ叙事詩 | 【第14回】 | 中バビロニア期の美術(2)知恵文学 | 【第15回】 | 後半の講義のまとめ・補足 |
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