1. |
授業の概要(ねらい) |
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本講義は、近現代における日本政治史を扱う。具体的には、日露戦後の桂園時代から原敬内閣の成立にいたる政治の動向を、日本政治の特質、および対外関係と経済変動などの視点から講義し、現代に通じる課題を提起していく。
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2. |
授業の到達目標 |
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受講生各位が近現代日本の歴史に関心をもち、明治末~大正期の政治・外交・経済の概略を説明できるようになること。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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試験の成績を重視する。さらに講義への出席を求め、総合的に評価する。
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4. |
教科書・参考書 |
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【参考書】 升味準之輔『日本政治史2 藩閥支配、政党政治』(東京大学出版会、1988年) 有馬学『日本の近代4 「国際化」の中の帝国日本』(中公文庫、2012年) 伊藤之雄『日本の歴史22 政党政治と天皇』(講談社学術文庫、2010年) その他、授業中に適宜指示する。
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5. |
準備学修の内容 |
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講義内で示された文献や、関連事項を扱う書籍を読み進めること。基本事項確認のため、概説書などを参照してもよい。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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本講義は、細かい年代や事象の暗記を目的とするものではない。講義内容をもとに思考を重ね、自分自身の感想を持つようにしてほしい。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | ガイダンス・講義内容などについて | 【第2回】 | 日露戦争後の日本―内政と外交 | 【第3回】 | 桂園体制の成立―桂太郎と原敬 | 【第4回】 | 軍閥・議会・民衆―諸政治勢力の争闘 | 【第5回】 | 東アジアの変動―韓国併合・辛亥革命 | 【第6回】 | 陸軍二個師団増設問題―桂園体制の崩壊 | 【第7回】 | 大正政変―第一次護憲運動 | 【第8回】 | シーメンス事件と政局 | 【第9回】 | 反政友会連合―第二次大隈重信内閣の成立 | 【第10回】 | 世界大戦の勃発と日本の対応 | 【第11回】 | 世界大戦期の経済と社会 | 【第12回】 | シベリア出兵と米騒動 | 【第13回】 | 原敬内閣(1)―国内状況への対応 | 【第14回】 | 原敬内閣(2)―国際環境への対応 | 【第15回】 | まとめ・試験 |
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