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授業の概要(ねらい) |
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本授業は、近代日本史上の思想を扱う。近代の日本には、どのような思想的課題が存在したか。その課題に対する取り組みは、どのような意味をもっていたのか。これをテクスト分析を通して歴史学的に検証し、普遍的価値をめぐる西洋と東洋、そして日本の思想の特質を考察する。後期「日本思想史演習」では、主要なテーマや人物をいくつか選び、その検討を中心に進めていく。
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2. |
授業の到達目標 |
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近代日本における思想的課題についての理解を深めること。また近代日本のテクスト読解分析能力を高め、東西および日本の思想の特質を理解・説明できるようになること。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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授業内での発言・報告・討議内容などを成績基準の対象とする。
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4. |
教科書・参考書 |
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【参考書】 『近代日本思想大系』(全36巻、1975~1990、筑摩書房) 「福沢諭吉」「中江兆民」「岡倉天心」「徳富蘇峰」「吉野作造」「大川周明」「昭和思想集Ⅰ・Ⅱ」など、対象テーマは受講生と相談する。
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5. |
準備学修の内容 |
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テクストおよび「解題」を熟読した上で、内容を整理したレジュメを作成する。その際に、理解点・疑問点などを書き出しておくこと。
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その他履修上の注意事項 |
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受講生自身の研究テーマに資する内容に近いテクスト選択を行うことを、予め理解して受講すること。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | ガイダンス・授業の進め方 | 【第2回】 | 「勝海舟」「福沢諭吉」「中江兆民」 | 【第3回】 | 「陸羯南」「三宅雪嶺」「内村鑑三」 | 【第4回】 | 「岡倉天心」「徳富蘇峰」「丘浅次郎」 | 【第5回】 | 「木下尚江」「西田幾多郎」「鈴木大拙」 | 【第6回】 | 「幸徳秋水」「柳田国男」「長谷川如是閑」 | 【第7回】 | 「石川三四郎」「吉野作造」「河上肇」 | 【第8回】 | 「山川均」「大杉栄」「大川周明」 | 【第9回】 | 「折口信夫」「田辺元」「柳宗悦」 | 【第10回】 | 「和辻哲郎」「林達夫」「三木清」 | 【第11回】 | 「戸坂潤」「小林秀雄」 | 【第12回】 | 「明治思想集Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」 | 【第13回】 | 「大正思想集Ⅰ・Ⅱ」 | 【第14回】 | 「昭和思想集Ⅰ・Ⅱ」 | 【第15回】 | 授業のまとめ |
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