1. |
授業の概要(ねらい) |
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江戸時代、犯罪者にはどのような刑罰が科せられていたのか。さらに、江戸時代の牢屋は刑罰が決定する前の被疑者を収容する未決拘留所であったが、被疑者はそこでどのような生活を送っていたのか。また、幕府から御家を取り潰され、浪人生活を強いられることとなった武士たちは、どのようにして御家を再興したのか。当時の史料や図録をもとに、本講義ではこれらの実情に迫っていきたい。
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2. |
授業の到達目標 |
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被疑者を取り調べて刑罰を科すまでの過程、犯罪者に科せられる刑罰の種類、大名や旗本が改易処分となり、自家を再興するまでの過程について理解を深める。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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中間と期末のテストにより判断します。
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4. |
教科書・参考書 |
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参考文献:石井良助『江戸の刑罰』(中央公論社) 平松義郎『江戸の罪と罰』(平凡社)
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5. |
準備学修の内容 |
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授業テーマに関わる部分を参考文献で確認のうえ、講義に臨んでください。また、授業中に配布するプリントに記される文献を読み、復習してください。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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他の受講生の迷惑にもなりますので、開始より30分経過してからの入室は控えてください。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | 授業の内容・進め方についてのガイダンス | 【第2回】 | 容疑者の取り調べと刑罰の執行 | 【第3回】 | 犯罪者への刑罰(生命刑) | 【第4回】 | 犯罪者への刑罰(身体刑・自由刑) | 【第5回】 | 小伝馬町牢屋敷の組織と構造 | 【第6回】 | 小伝馬町牢屋敷での暮らし | 【第7回】 | 人足寄場 | 【第8回】 | まとめと中間テスト | 【第9回】 | 武士の取り調べと刑罰の執行 | 【第10回】 | 御預人の生活(稲葉正利) | 【第11回】 | 御預人への対応(細川家) | 【第12回】 | 御預人の生活(松平光長・那須資徳) | 【第13回】 | 御家再興 | 【第14回】 | 未決拘留者の預かり(仙石騒動関係者) | 【第15回】 | まとめとテスト |
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