Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:JPH-212
日本史特殊講義6A- II 山下 須美礼
選択必修  2単位
【史】 18-1-1340-3833-008

1. 授業の概要(ねらい)

 本講義では、春期に引き続き19世紀の地域社会における諸相を取り上げる。それぞれの事柄と政治状況や国際情勢との連関、地域間関係に着目しつつ、近世から近代へ移行する時代について検討を行う。

2.
授業の到達目標

 地域社会のさまざまな営為が、時代の変容とどのように結びつき、あるいはどのように影響しあっているのか、ということについて、各自が考察できるようになる。

3.
成績評価の方法および基準

 ①中間試験(40%)
 ②期末試験(40%)
 ③毎回のレスポンスシートの内容(20%)

4.
教科書・参考書

 ・授業時にレジュメ配布。
 ・参考文献
  藤田覚編『日本の時代史 17 近代の胎動』(吉川弘文館 2003)
  井上勲編『日本の時代史 20 開国と幕末の動乱』(吉川弘文館 2004)
  平川新『全集 日本の歴史 第12巻 開国への道』(小学館 2008)
  浪川健治・古家信平『江戸―明治 連続する歴史』(藤原書店 2018)

5.
準備学修の内容

 授業時に紹介する参考文献や資史料を読解し、次回のレスポンスシートに反映させること。

6.
その他履修上の注意事項

 レジュメが配布されることに安心せず、メモやノートをしっかりとること。
 講義内容をもとに自分自身で思考し、視野や関心を広げていってほしい。
 授業内容については、進捗状況等により、多少の変更がでる可能性あり。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 授業の内容、進め方、評価等についてのガイダンス
【第2回】
 「海防」と地域社会
【第3回】
 「開国」と地域社会
【第4回】
 「開港」と地域社会
【第5回】
 生業の展開
【第6回】
 移動する人々
【第7回】
 地域社会における情報
【第8回】
 前半のまとめと中間試験
【第9回】
 地域社会と娯楽
【第10回】
 地域社会における信仰・祭礼
【第11回】
 地域社会における学問・文芸活動
【第12回】
 江戸幕府の終焉と地域社会
【第13回】
 「戊辰戦争」と地域社会
【第14回】
 「文明開化」と地域社会
【第15回】
 後半のまとめと試験