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授業の概要(ねらい) |
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歴史小説や大河ドラマを通して描かれる歴史や、中学・高校での暗記科目としての歴史と、学問として歴史を扱うことには違いがある。では歴史学とはどのような学問なのだろうか。この授業では歴史学の方法論を学ぶことで、歴史を「覚える」という姿勢から、歴史を「調べる・考える」という姿勢を身に着ける。 本授業の構成は大きく4つにわけられる。 1)歴史学ではどのような方法を用いて歴史を描いているのか。史料発掘、史料読解、史料批判という基本的な作業を知る。 2)「ホロコースト否定論」という題材を用いて、歴史学がどのように史実を確定させているのかを知る。 3)時代区分(古代・中世・近代)という問題を通して、歴史学における問題意識の重要性を知る。 4)歴史に関する創作作品に価値は無いのだろうか。アニメ作品における歴史の描かれ方を検討する。
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2. |
授業の到達目標 |
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①歴史学の学問的特徴について説明できるようになる。 ②歴史に関する知識を身につけるだけではなく、主体的に歴史に関わる問題を発見し、考察する姿勢を身につける。
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成績評価の方法および基準 |
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中間試験(40%)、学期末試験(60%)
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4. |
教科書・参考書 |
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参考文献:小田中直樹『歴史学ってなんだ?』PHP新書、2004年 各テーマについての参考文献は授業中に紹介する。
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準備学修の内容 |
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扱う時代、地域は多岐に渡るため、事前に1年次に受講した概説の授業の復習を行う。もしくは高校世界史教科書を読み返しておく。
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その他履修上の注意事項 |
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授業の妨げとなるような行為を行った場合、授業への出席を禁じる。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | ガイダンスとアンケート | 【第2回】 | 「歴史」と「歴史学」の区別 | 【第3回】 | 「史料」とは何か | 【第4回】 | 歴史学における一次史料の扱い方 | 【第5回】 | 脚注の意味 | 【第6回】 | 「ホロコースト否定論」を通して学ぶ歴史学のマナー① | 【第7回】 | 「ホロコースト否定論」を通して学ぶ歴史学のマナー② | 【第8回】 | 中間試験 | 【第9回】 | 「問題意識」とは何か | 【第10回】 | 時代区分の意味を考える(古代) | 【第11回】 | 時代区分の意味を考える(中世) | 【第12回】 | 時代区分の意味を考える(近代) | 【第13回】 | アニメにおける歴史の描かれ方(映画『もののけ姫』) | 【第14回】 | アニメにおける歴史の描かれ方(映画『平成狸合戦ぽんぽこ』) | 【第15回】 | まとめと試験 |
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