1. |
授業の概要(ねらい) |
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歴史学の目標とは何か。またその目標を達成するためにどのような手法を用いているのか。歴史学の基本的な方法論を踏まえたうえで、後期は歴史学のなかに存在する様々なスタイルについて学ぶ。 本授業で取り上げる歴史学の主要なスタイルは以下である。 1)政治史・外交史 2)経済史 3)社会史(全体史・心性史・マイノリティの歴史) 4)グローバル・ヒストリー これらのスタイルの特徴を知ることで、受講者は自らの関心をより深めるとともに、テーマに対する適切なアプローチの仕方を身に着ける。
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2. |
授業の到達目標 |
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①歴史学の学問的特徴について説明できるようになる。 ②歴史に関する知識を身につけるだけではなく、主体的に歴史に関わる問題を発見し、考察する姿勢を身につける。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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中間試験(40%)期末試験(60%)
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4. |
教科書・参考書 |
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教科書は指定しない。参考文献は適宜授業中に紹介する。
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5. |
準備学修の内容 |
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高校教科書などを用いて事前に簡単な世界史の流れを押さえておくこと。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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授業の妨げとなるような行為を行った場合、授業への出席を禁じる。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | ガイダンス | 【第2回】 | 現在の歴史学の学問状況 | 【第3回】 | 政治史・外交史の特徴① | 【第4回】 | 政治史・外交史の特徴② | 【第5回】 | 経済史の特徴① | 【第6回】 | 経済史の特徴② | 【第7回】 | 中間試験 | 【第8回】 | 社会史の特徴①――アナール学派と全体史を中心に | 【第9回】 | 社会史の特徴②――心性史を中心に | 【第10回】 | 社会史の特徴③――マイノリティの歴史を中心に | 【第11回】 | グローバル・ヒストリーの特徴① | 【第12回】 | グローバル・ヒストリーの特徴② | 【第13回】 | 「戦争映画」を比較する①(『日本のいちばん長い日』) | 【第14回】 | 「戦争映画」を比較する②(『この世界の片隅に』) | 【第15回】 | まとめと試験 |
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