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授業の概要(ねらい) |
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「歴史学の現在と未来」 春期に引き続き歴史学の本質と学び方について考えていきますが、秋学期はとくに、「いま」の歴史学に影響をあたえた学説や概念、あるいは「いま」の歴史学が直面している課題や、学問としての将来の方向性などについて、具体的にみていきます。
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2. |
授業の到達目標 |
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1、「いま」の歴史学に影響をあたえた学説や概念を理解できるようになる。 2、「いま」の歴史学が直面している課題や、学問としての将来の方向性を理解できるようになる。 3、履修者がじっさいに歴史を研究をするうえで注意すべきことを、理解できるようになる。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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複数回の小テスト(計)60%、中間テスト20%、最終テスト20%
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4. |
教科書・参考書 |
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テキスト:福井憲彦『歴史学入門』(岩波書店、2006年)
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5. |
準備学修の内容 |
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テキスト後半(第6章以降)を詳しく学んでいきます。1章をおおむね2、3回ずつ精読していきますので、該当する章および関連する部分は特によく予習し、授業後は、次回の授業にそなえて要点を整理し、重要な用語を復習してください。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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授業中の私語はやめてください。配布物があるので、教室の後方には座らないでください。なお履修態度がよくない履修者に対しては、厳重に注意します。 秋期から新たに履修する学生へ なるべく初回に出席してください(履修者カードに記入してほしいことがあります)。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | ガイダンス―春学期をふりかえって、秋学期に学ぶべきこと― | 【第2回】 | グローバル・ヒストリー論(1)世界はいつから「一体化」してきたのか? | 【第3回】 | グローバル・ヒストリー論(2)「ネットワーク」で見る世界 | 【第4回】 | 身体の歴史学(1)人間は「からだ」をどうとらえてきたか? | 【第5回】 | 身体の歴史学(2)病気と生死 | 【第6回】 | 中間テストの説明、歴史学の基礎作業(1)人口統計の重要性 | 【第7回】 | 中間テスト、歴史学の基礎作業(2)家族復元から見えてくるもの | 【第8回】 | 人間関係のいろいろ(1)血縁と地縁 | 【第9回】 | 人間関係のいろいろ(2)「ソシアビリテ」論 | 【第10回】 | 比較史(1)比べると何がわかるか? | 【第11回】 | 比較史(2)何を、どう比べるか? | 【第12回】 | 政治と文化(1)「政治史」の限界 | 【第13回】 | 政治と文化(2)儀礼と表象 | 【第14回】 | 「歴史を研究する」ということ、最終テストの説明 | 【第15回】 | まとめと最終テスト |
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