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授業の概要(ねらい) |
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「満洲」の歴史 中国大陸は広大で、歴史も地理も一様ではありません。もちろん、各王朝の都を中心とした中国全体の歴史も重要ですが、時代を下るにつれて、政治・経済・社会に地域性が大きく影響するようにもなったため、全体史だけでは理解できないことが多々あります。 この授業では、日本とかかわりが深かった「満洲」(中国東北地方)の歴史をとりあげ、全体史と地方史との関係、諸族とのかかわりなど、現在に通ずる問題を、履修者のみなさんと一緒に考えていきたいと思います。
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授業の到達目標 |
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1、「満洲」独自の歴史を、中国・朝鮮・モンゴル・ロシア・日本の歴史とも関連づけて理解できるようになる。 2、現在の国際問題の、歴史的起源や経緯を理解できるようになる。
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成績評価の方法および基準 |
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複数回のミニテスト60%、中間テスト20%、期末テスト20%
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教科書・参考書 |
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テキスト:澁谷由里『馬賊の「満洲」ー張作霖と近代中国ー』(講談社学術文庫、2017年)
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準備学修の内容 |
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高校教科書レベルの世界史・日本史の基礎知識はある、という前提で授業を進めます。自信がない履修者は、高校時代の教科書・参考書・副教材などでよく予習してきてください。授業に持参してもかまいません。
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その他履修上の注意事項 |
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授業中の私語はやめてください。履修態度不良は厳重に注意します。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | 教員の自己紹介とガイダンス | 【第2回】 | 「満洲」とはどんなところか? なぜ重要な地域なのか? | 【第3回】 | 中国史のなかの「満洲」(1)先史時代〜中世(唐末まで) | 【第4回】 | 中国史のなかの「満洲」(2)近世前期(宋・遼・金・元) | 【第5回】 | 中国史のなかの「満洲」(3)近世後期(明代前半期) | 【第6回】 | 中国史のなかの「満洲」(4)近世後期(明代後半期)、中間テストの説明 | 【第7回】 | 中間テスト、「満洲」王朝としての清朝(1)ヌルハチとホンタイジ | 【第8回】 | 「満洲」王朝としての清朝(2)入関後から全盛期へ | 【第9回】 | 「満洲」王朝としての清朝(3)モンゴル族との関係 | 【第10回】 | 「満洲」王朝としての清朝(4)チベット族との関係 | 【第11回】 | 「満洲」王朝としての清朝(5)漢族との関係 | 【第12回】 | 「満洲」王朝としての清朝(6)朝鮮王朝・朝鮮族との関係 | 【第13回】 | 「満洲」王朝としての清朝(7)日本との関係 | 【第14回】 | 「満洲」王朝としての清朝(8)ロシアとの関係、最終テストの説明 | 【第15回】 | まとめと最終テスト |
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