Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
科目ナンバリング:HAA-217
東洋史籍講読4A- I 澁谷 由里
選択必修  2単位
【史】 18-1-1340-4424-005

1. 授業の概要(ねらい)

 「中国近代史の基礎をまなぶ(1)」
 松岡圭祐の『黄砂の籠城』(こうさのろうじょう)を精読し、中国近代史を理解するうえで不可欠な、国際関係・国内政治・風俗・地理などについての基礎知識をまなびます。

2.
授業の到達目標

 1、中国近代史の転換点になった、義和団事件(1900-01年)の概要を理解できる。
 2、歴史だけではなく外交・風俗・地理などについてもまなび、中国を総合的に理解するための基礎を体得できる。

3.
成績評価の方法および基準

 指定箇所についての口頭報告(毎回)60%、中間レポート(ほかの履修者<1名>の報告からまなんだことについて)20%、各自の最終報告(要レジュメ)20%

4.
教科書・参考書

 テキスト:松岡圭祐『黄砂の籠城』(講談社文庫、2017年)上巻
 参考文献:柴五郎・服部宇之吉『北京籠城 他』(平凡社東洋文庫、1965年)

5.
準備学修の内容

 指定箇所については、各種辞典・事典で読みや意味、概略を調べ、ノートにまとめて、授業では口頭で報告できるように準備してください。

6.
その他履修上の注意事項

 自分の分担は、責任をもってまっとうしてください。理由なく分担を放棄したり、授業を無断欠席するなど、無責任で履修態度不良と判断される場合にはきびしく注意します。また、自分の報告が終わったあとも漫然と過ごさず、ほかの報告や、それに対する教員の補足説明・コメントからもよくまなび、秋期以降の学習につなげてください。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 教員と履修者各自の自己紹介およびガイダンス、分担決め
【第2回】
 『黄砂の籠城』とはどのような作品か?(教員による講義1)
【第3回】
 作品の歴史的背景(教員による講義2)
【第4回】
 工具書の使い方(図書館での実習1)
【第5回】
 口頭報告の準備(図書館での実習2)
【第6回】
 テキスト序章および第1章(指定箇所についての口頭報告1)
【第7回】
 テキスト第2章(指定箇所についての口頭報告2)
【第8回】
 中間レポートの提出、各自の課題の整理
【第9回】
 テキスト第3章(指定箇所についての口頭報告3)
【第10回】
 テキスト第4章(指定箇所についての口頭報告4)
【第11回】
 各自の最終報告1(4人)
【第12回】
 各自の最終報告2(4人)
【第13回】
 各自の最終報告3(4人)
【第14回】
 各自の最終報告4(4人)
【第15回】
 まとめ、夏休み中の課題提示とその勉強方法について