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授業の概要(ねらい) |
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アメリカ合衆国は、西洋文明から発しつつも、アメリカ独立革命を経て、ヨーロッパとは異なる文化規範を形成してきた。本授業では、植民地時代から南北戦争期までのアメリカの文化史の変遷を文学作品を通して検討する。受講者は、この授業を通してアメリカ史の通史を学ぶとともに、この授業を新たな読書体験を構築するきっかけとしていただきたい。
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2. |
授業の到達目標 |
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アメリカ文化史という高校までの世界史では経験したことのなかった新たな教養を獲得する。 多様な文学作品についての知識を得ることによって、自覚的な読書生活を構築する。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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二回の小テスト(20点+20点)による評価:40% 授業最終日に行う論述式の試験による評価:60% ※小テストの日程は、授業の進展状況によって調整が必要なので、具体的な日程は授業内で指示する。
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4. |
教科書・参考書 |
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教科書は特に指定せず、講義ごとに資料を配布する。 ただしこの講義は、以下の文献を参照して行う。特に関心の強い学生は購入することを勧める。 平石貴樹『アメリカ文学史』(松柏社、2010年)
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5. |
準備学修の内容 |
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復習を中心に学修を行う。特に前の授業で行った内容を把握してから授業に出席する。 授業で紹介した文献はそのままにせず、図書館等で確認する。
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その他履修上の注意事項 |
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高校までの世界史の授業とは大きく異なるので、まずは復習を中心に学修をすることを勧める。 質問は随時受付けるので、積極的な姿勢で授業に臨んでほしい。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | ガイダンス 本講義の概要と意義、学修方法について詳細な説明を行う。 | 【第2回】 | ピューリタニズムからフランクリンへ(1) | 【第3回】 | ピューリタニズムからフランクリンへ(2) | 【第4回】 | 開拓者たちによる「正義の暴力」の伝統 | 【第5回】 | 勧善懲悪をめぐる文化史 | 【第6回】 | これまでの授業の総括 小テスト(30分) | 【第7回】 | 超絶主義とキリスト教 | 【第8回】 | スピリチュアリズムと精神分析 | 【第9回】 | ロマンスの伝統 | 【第10回】 | メルヴィルの『白鯨』 | 【第11回】 | ホットマンと民主主義文学 | 【第12回】 | これまでの授業の総括 小テスト(30分) | 【第13回】 | 南北戦争と文学(1) | 【第14回】 | 南北戦争と文学(2) | 【第15回】 | 授業全体の総括 試験(60分) |
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