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授業の概要(ねらい) |
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本実習は、社会調査法や社会統計学などで学んだ知識・技術を、実際に社会調査を行うことを通じて体得することを目的とする。 まず、社会調査法の基礎を復習してから、受講者自身の問題関心に応じた調査テーマを構想していくつかの班を作る。具体的な作業は班単位で行うことになる。社会調査のプロセスのうち、社会調査実習Iでは仮説の構成と調査票の作成を中心に行い、IIでは、サンプリングについて学び、調査の実施、統計ソフトSPSSによるデータの集計・分析、報告書の作成を行う。 なお、調査テーマは履修者の希望を集約しながら決める予定です。ちなみに、これまでのテーマは「大学生の社会性とキャリア形成についての調査」・「大学生の交際と出費についての調査」などです。 ●秋学期の「社会調査実習II」(曜日時限も同じ)を続けて履修する必要があります●
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授業の到達目標 |
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・調査の企画から報告書の作成までにまたがる社会調査の全過程をひととおり実習を通じて体験的に学習するなかで、調査の企画・仮説構成・調査項目の設定・質問文・調査票の作成・対象者・地域の選定・サンプリング・調査の実施(調査票の配布・回収、面接)・集計・分析・仮説検証・報告書の作成について理解し、また、実際にアプリケーション・ソフトを利用した量的データの統計的分析に習熟すること。 ・今後、実際に社会調査を実施する能力と自信を身に付けること。
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成績評価の方法および基準 |
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課題提出30%程度、出席状況・参加態度等の平常点70%程度の割合で評価する予定。
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教科書・参考書 |
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参考書 飽戸 弘『社会調査ハンドブック』(日本経済新聞社) (適宜、資料を配布します。)
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準備学修の内容 |
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皆で進めてゆく実習の授業ですから、進度を合わせてゆくためにも、相当な授業時間外の作業が必要となることもあります。
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その他履修上の注意事項 |
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・社会調査関連科目、とくに社会調査法I・IIの授業内容を十分に理解している必要があります。 ・実習の授業ですから、いうまでもなく毎回出席する必要があります。 ・1年を通じて、周囲の人々と協調しながら、1つのことをやりとげようとする意欲が求められます。積極的に作業を行いましょう。 ●この科目専用の実習室を運営してゆくため、実習費(1年分)を5月初めごろに納めてもらう必要があります●
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | 実習の進め方、年間計画について知る | 【第2回】 | 調査のテーマを決める これまで実施した調査のテーマを知る | 【第3回】 | 前回の議論をふまえ、希望調査案を互いに出しあい、候補を絞る | 【第4回】 | 調査テーマを決め、それに関する「問い」をカードに書く | 【第5回】 | 「問い」の答えとなる「仮説」をカードに書く | 【第6回】 | 先行研究について学びながら、適切な仮説を選択する | 【第7回】 | 仮説を検証するために何を聴けばよいか調査項目をラフに書き出す | 【第8回】 | どんな結果となれば仮説が検証されたことになるか明確なイメージがもてるようにする | 【第9回】 | 質問文をラフにつくる | 【第10回】 | ワーディングの原則をふまえ、質問文と選択肢を洗練させる | 【第11回】 | 各グループの作成した質問文等のプレゼンテーションを行い全体で議論する | 【第12回】 | 全体での議論をふまえさらに質問文を推敲する | 【第13回】 | 質問文を構成して調査票の原案をつくる | 【第14回】 | プリテストを行い、調査票を修正する | 【第15回】 | 表紙等を加え、調査票の印刷・製本を行い整理する |
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