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授業の概要(ねらい) |
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この授業は、「メディアの社会学」入門です。メディア分野に関する初学者向けの授業となります。メディア文化やメディア現象を「社会学」的に分析するとはどういうことなのか基礎的な理解を深めます。 そのために、日常的な事象、たとえば、写真やソーシャルメディア、ニュースやインスタ映え、スターや電話、『逃げ恥』ブームやテレビの普及などのメディア事象を取り上げます。そして、それらの現象を家族、結婚、郊外化、消費社会、アイデンティティ、社会関係、後期近代化などの社会学的視点から分析します。
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2. |
授業の到達目標 |
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(1)日常的なメディア事象を社会学的な視点から説明できる (2)ある具体的なメディア事象を取り上げ、社会学的に重要と思われるポイントを自分なりに見つけることができる(応用力)
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成績評価の方法および基準 |
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・リアクションペーパー:20% ・試験:80%
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4. |
教科書・参考書 |
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◆参考書 ・長谷正人編『映像文化の社会学』(有斐閣、 2016) ・吉見俊哉『メディア文化論』(2012年、有斐閣、1,800円)
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準備学修の内容 |
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・授業内容の予習・復習のために参考文献を読んでおくこと。 ・授業で取り上げた事象を身の周りで探して、自分なりの言葉で説明してみる。
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その他履修上の注意事項 |
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・授業中に適宜、受講生の意見や考えを聞くことがあるので、積極的に発言するようにしてください。 ・リアクションペーパーの内容を授業中に参照するので、留意してください。 ・授業計画は受講生の関心や社会情勢によって適宜変更します。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | オリエンテーション | 【第2回】 | スターという映像文化 | 【第3回】 | テレビの普及と戦後核家族 | 【第4回】 | メディアのパーソナル化と家族の個人化 | 【第5回】 | ドラマに見る、変化する恋愛と結婚の形態 | 【第6回】 | テレビの普及と消費社会・ナショナルな共同体 | 【第7回】 | テレビニュースの娯楽化と後期近代社会 | 【第8回】 | 中間まとめ | 【第9回】 | テレビメディアと若者文化(前) | 【第10回】 | テレビメディアと若者文化(後) | 【第11回】 | ソーシャルメディアと弱いつながり | 【第12回】 | ソーシャルメディア依存 | 【第13回】 | 写真とコミュニケーション | 【第14回】 | 自分探しと再帰的自己構築 | 【第15回】 | まとめ |
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