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授業の概要(ねらい) |
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この授業は「メディア空間論」の内容となります。具体的には、観光まちづくり、アニメ聖地巡礼やロケ地観光などのコンテンツツーリズム、ディズニーランド的都市開発や地域プロモーションなどの事象を取り上げます。観光やまちづくり、都市再開発の分野で「メディア文化」がいかに重要となっているのか、社会学的に理解することを目的としています。 講義スケジュールは大きく3つのパートから構成されます。(1)消費社会論、大衆社会論、疑似イベント論、観光社会学などの社会学の理論を学びます。(2)映画、博覧会、ディズニーランドなど、視覚メディアが都市開発にいかに影響を与えてきたか歴史的に学びます。(3)視覚文化を使ったまちづくりの事例や背景(人口減少や空き家増加等)について学びます。
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2. |
授業の到達目標 |
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(1)消費社会論、大衆社会論、疑似イベント論、観光社会学、記号消費論などの概要を説明できる。 (2)映画、博覧会、ディズニーランドなどを事例に、視覚メディアがいかに都市開発に影響を与えてきたか自分なりに説明できる。 (3)視覚文化を使ったまちづくりの事例を挙げて、その背景を含めて概要を説明できる。
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成績評価の方法および基準 |
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・リアクションペーパー:20% ・試験:40% ・小レポート:40%
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教科書・参考書 |
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◆教科書 ・田所承己『場所でつながる/場所とつながる――移動する時代のクリエイティブなまちづくり』弘文堂、2017.
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準備学修の内容 |
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・授業内容の予習・復習のために教科書を読んでおくこと。 ・授業で学んだことを自分の日常生活に読み取って考察を深めること。
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その他履修上の注意事項 |
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・授業中に適宜、受講生の意見や考えを聞くことがあるので、積極的に発言するようにしてください。 ・リアクションペーパーの内容を授業中に参照するので、留意してください。 ・授業計画は受講生の関心や社会情勢によって適宜変更します。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | オリエンテーション | 【第2回】 | 消費社会論~記号消費とは何か | 【第3回】 | マスメディアと大衆社会 | 【第4回】 | 疑似イベントからシミュラークルへ | 【第5回】 | 観光の社会学~観光のまなざし | 【第6回】 | 視覚メディアの歴史~映画の誕生 | 【第7回】 | 博覧会と都市 | 【第8回】 | 中間まとめ | 【第9回】 | ディズニーランドと都市 | 【第10回】 | コンテンツツーリズム①~ドラマ・映画 | 【第11回】 | コンテンツツーリズム②~アニメ聖地巡礼 | 【第12回】 | 視覚文化をつかったまちづくり事例 | 【第13回】 | まちづくりの背景①~人口減少 | 【第14回】 | まちづくりの背景②~空き家増加 | 【第15回】 | まとめ |
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