Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:SOC-102
社会学 II 李 永淑
【Ⅳ】  2単位
【Ⅳ 社会と経済のしくみを学ぶ】 18-1-1350-3478-012

1. 授業の概要(ねらい)

 ふだん、私たちは無意識に「あたりまえ」だと考えている価値観に基づいて行動しています。しかしそれは、誰にとっての「あたりまえ」であり、その価値観はどこから来て、どのようにつくられたものなのでしょうか?本授業では、社会の多様な事象について、「本当にそうなんだろうか?」と捉え直すため、私たちの身近な日常生活や、様々な分野における現場の事例をとりあげ、社会学の諸理論を動員して社会を多角的に捉えていきます。そして、社会現場と理論の往復を通じて、社会と自身の相関について考えていきます。

2.
授業の到達目標

 ・自身の経験や周りに溢れている様々な事象を社会学的にとらえることができる。
 ・社会学的なもの見方や思考方法を理解することができる。
 ・社会に対する問いを日常生活の中から見つけることができる。

3.
成績評価の方法および基準

 試験(70%)、授業への参加状況(30%)から、総合的に評価します。

4.
教科書・参考書

 李永淑『小児がん病棟と学生ボランティア-関わり合いの人間科学-』晃洋書房、2015年
 その他の資料配付には、LMSを利用する予定ですので、各自が事前にプリントアウトして授業に持参してください。詳しくは、初回授業時に説明します。

5.
準備学修の内容

 授業で示した文献や用語は確認し、調べてください。
 復習として、授業内容をふまえ、自身の日常生活を捉え直す作業を心がけてください。

6.
その他履修上の注意事項

 授業中は、考えや意見を求めたり、ワークを実施したりすることがありますので、積極的に参加してください。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 イントロダクション
【第2回】
 「想定外」から考える社会学
【第3回】
 「思い込み」から考える社会学
【第4回】
 「高齢者」から考える社会学
【第5回】
 「家族」から考える社会学
【第6回】
 「性」から考える社会学
【第7回】
 「医療」から考える社会学
【第8回】
 「障害」から考える社会学
【第9回】
 「病院」から考える社会学①
【第10回】
 「病院」から考える社会学②
【第11回】
 「ボランティア」から考える社会学①
【第12回】
 「ボランティア」から考える社会学②
【第13回】
 「ボランティア」から考える社会学③
【第14回】
 日常生活と社会学
【第15回】
 まとめ