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授業の概要(ねらい) |
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本実習では音声を中心としたメディアコンテンツの制作実習を行います。(映像を中心としたメディアコンテンツの制作を希望する場合は田所先生担当の同名科目を履修してください) 近年ラジオ番組はインターネットを介した配信により、放送波のみを利用していた時代の「時間や場所の制約」から解き放たれるようになりました。またコンテンツの制作にも、従来の「人間の音声」に加えて人工知能による発話を採り入れた番組も多く見られるようになってきています。この実習では音声コンテンツを制作する経験に基づき、ラジオ番組を取り巻く環境の変化に対応した「これからのラジオ番組」の可能性を探ることを目的とします。そして自分たちが制作したコンテンツを客観的に評価する作業を通じて、ラジオ番組制作のさまざまなノウハウ修得を目指します。 コンテンツの制作に当たっては極力、民生用の機材を利用します。将来どのような業務環境におかれても、音声を中心とした情報発信の役割を担えるようになることを目標とします。なおコンテンツ制作はグループを組んで進めるため、グループ作業への適応も重要なテーマとなります。
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2. |
授業の到達目標 |
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(1)音声コンテンツ(ラジオ番組)制作の一連の流れについて理解し、自ら各作業を担当できる (2)音声コンテンツ(ラジオ番組)制作における課題について理解し、その観点からコンテンツを評価できる (3)ラジオを中心とした音声コンテンツの将来について、本実習の経験に基づき自らの見解を説明できる
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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コンテンツ(50%)、授業への貢献(50%)を総合して評価します。
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教科書・参考書 |
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適宜、参考書籍、文献などを指定します。必要に応じてハンドアウト資料を配布します。
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5. |
準備学修の内容 |
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コンテンツ制作には授業時間外のグループ作業が必須となります。制作環境の準備や作業時間をグループメンバーの一員として確保できることが受講条件です。
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その他履修上の注意事項 |
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(1)実習に必要な基礎知識修得のため春期(前期)の「メディアコンテンツ制作実習基礎(藤田担当)」の受講を必要条件とします。(詳細は教員に相談してください) (2)コンテンツ制作の様々な工程を分担できる多様な人材を求めます。 (3)受講にあたりコンテンツ制作経験の有無は問いませんが、グループ作業の中で自らの役割を見つけ出すことが必須です。 (4)スタジオ設備や録音機材数に限りがあるため、グループ間の協力への配慮もお願いします。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | オリエンテーション:全体スケジュール、スタジオ利用ルール | 【第2回】 | パイロットモデル1:ショートコンテンツ制作 | 【第3回】 | パイロットモデル2:発表会1、グループ分け | 【第4回】 | プログラム1(基本):タスク分け | 【第5回】 | プログラム1(基本):素材制作 | 【第6回】 | プログラム1(基本):編集 | 【第7回】 | プログラム1(基本):発表会2、次プログラム計画 | 【第8回】 | プログラム2(応用1):タスク分け | 【第9回】 | プログラム2(応用1):素材制作 | 【第10回】 | プログラム2(応用1):編集 | 【第11回】 | プログラム2(応用1):発表会3、次プログラム計画 | 【第12回】 | プログラム3(応用2):タスク分け | 【第13回】 | プログラム3(応用2):素材制作 | 【第14回】 | プログラム3(応用2):編集 | 【第15回】 | プログラム3(応用2):発表会3、総括まとめ |
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