Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
科目ナンバリング:SOC-207
メディアコンテンツ制作実習基礎 藤田 昌克
選択必修  2単位
【社会】 18-1-1350-3481-010

1. 授業の概要(ねらい)

 本実習では音声を中心としたメディアコンテンツ制作に必要となる基礎知識の修得を目指します。(映像を中心としたメディアコンテンツ制作を希望する場合は田所先生担当の同名科目を履修してください)
 近年ラジオコンテンツはインターネットを介した配信により、放送波のみを利用していた時代の「時間や場所の制約」から解き放たれるようになりました。またコンテンツの制作にも、従来の「人間の音声」に加えて人工知能による発話を採り入れた番組も多く見られるようになってきています。この実習ではこうしたラジオコンテンツを取り巻く環境の変化に対応し、人と機械(音声合成ソフト)のコミュニケーションを中心においた、新しいラジオコンテンツの可能性を探ることを目的とします。そして、自分たちが制作したコンテンツを客観的に評価する作業を通じて、将来の人工知能(AI)と人間が共存する社会の在り方についても考察を行います。
 春学期の前半は「企画制作」、「アナウンス」、「収録・編集」、「配信メディア」のグループに分かれて調査実習を進め、ラジオコンテンツ制作のそれぞれの基礎ノウハウについて共有していきます。そして後半はいくつかのコンテンツテーマ案に従い(グループを組み直して)企画構成の制作に取り組み、学期末にプレゼンテーションを行います。いずれも受講生間で協力しながら作業を進めますので、チーム作業への適応も重要なテーマとなります。

2.
授業の到達目標

 (1)ラジオコンテンツ(音声コンテンツ)制作の一連の流れについて理解し、自ら各作業を担当できる
 (2)ラジオコンテンツの企画を考案し、構成案としてまとめることができる
 (3)配信メディアの仕組みと特性を理解し、その将来の姿に適した番組の在り方について自らの見解を説明できる

3.
成績評価の方法および基準

 発表&コンテンツ(50%)、授業への貢献(50%)を総合して評価します。

4.
教科書・参考書

 適宜、参考書籍、文献などを指定します。必要に応じてハンドアウト資料を配布します。

5.
準備学修の内容

 コンテンツ構成案の制作には授業時間外の作業も必要となります。作業時間の確保はチームメンバーで協力しながら推進してください。

6.
その他履修上の注意事項

 (1)実習設備の都合上、受講者数に定員を設けます。第1週に受講人数を確認するので必ず出席してください。
 (2)秋学期(後期)の「メディアコンテンツ制作実習(藤田担当)」受講にあたっては本授業の受講を必要条件とします。(詳細は教員に相談してください)
 (3)コンテンツ制作の様々な工程に興味を持つ多様な人材を求めます。
 (4)受講にあたりコンテンツ制作経験の有無は問いません。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 オリエンテーション、グループ分け
【第2回】
 ラジオコンテンツの現在と将来
【第3回】
 企画制作1、アナウンス1
【第4回】
 収録編集1、配信メディア1
【第5回】
 企画制作2、アナウンス2
【第6回】
 収録編集2、配信メディア2
【第7回】
 企画制作3
【第8回】
 アナウンス3
【第9回】
 収録編集3
【第10回】
 配信メディア3
【第11回】
 コンテンツ企画構成1(グループ分け)
【第12回】
 コンテンツ企画構成2
【第13回】
 コンテンツ企画構成3
【第14回】
 コンテンツ企画構成4
【第15回】
 まとめ、コンテンツ企画の発表