Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:SEM-302
社会学演習 II 井上 慧真
必修  2単位
【社会】 18-1-1350-4914-012

1. 授業の概要(ねらい)

 「若者」は毎日のように会話や新聞・雑誌・テレビなどのメディアで見聞きする言葉です。ある人が「若者である自分」について考えるとき、またある人が「かつて若者であった自分」を振り返るとき、その中身は一様ではありません。学校や仕事での経験、誰とかかわり、一緒に暮らしたかは時代により異なりますし、また同じくらいの年齢の人々のなかでも異なるものです。このように「若者」は当たり前の言葉でありながら、難しさを秘めた言葉です。しかしこの難しさは同時に、考えるきっかけにもなります。
 本演習は「若者」という視点から、日本社会の様々な問題を社会学的に考えることを目標とします。共通課題として、少子化に関する文献(「4.教科書・参考書」参照)を輪読し、若者と家族形成について学びます。また、履修者の個々の関心に応じて、若者と家族、若者と仕事、若者とコミュニケーションなどのテーマについて、報告や議論を行います。

2.
授業の到達目標

 若者について社会学的に考えるための知識を身に付けること。また、レジュメの作成や授業における報告、議論を通じて、特に自分自身がより深く考えたいと思えるテーマを見つけること。

3.
成績評価の方法および基準

 出席および議論への参加(40%)、報告(40%)、期末レポート(20%)

4.
教科書・参考書

教科書:山田昌弘『少子社会日本――もうひとつの格差のゆくえ』(岩波書店,2007年)

5.
準備学修の内容

 自分自身が報告を担当しない回についても、予め扱う箇所に目を通し、積極的に質問やコメントをすること。

6.
その他履修上の注意事項

(1)必ず初回の授業に出席して下さい。
(2)成績評価は授業に継続的に参加し、報告や質問を行ったかを重視します。
(3)病欠や就職活動による欠席など、やむをえない理由(学生便覧に掲載のあるもの)以外で報告を欠席した場合、単位を認定しません。またやむをえない理由による欠席であっても、必ず事前に連絡をして下さい(事前連絡なく欠席した場合、単位を認めないことがあります)。電車の遅延などやむをえない理由を除く遅刻は、減点の対象になります。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 イントロダクション・報告担当の割り振り
【第2回】
 報告・議論(1)
【第3回】
 報告・議論(2)
【第4回】
 報告・議論(3)
【第5回】
 報告・議論(4)
【第6回】
 報告・議論(5)
【第7回】
 報告・議論(6)
【第8回】
 報告・議論(7)
【第9回】
 報告・議論(8)
【第10回】
 報告・議論(9)
【第11回】
 報告・議論(10)
【第12回】
 報告・議論(11)
【第13回】
 報告・議論(12)
【第14回】
 報告・議論(13)
【第15回】
 まとめと期末レポートの準備