1. |
授業の概要(ねらい) |
|
本講義では、人の発達とその非定型性およびさまざまな障害を扱うことで、人と環境との相互作用および障害について理解を深める。また、心理学的な問題の予防、支援、環境整備などのあり方について、基礎的な知識を学び、専門用語を用いて、説明できるようになることを目指し、エビデンスベースドな支援を実施するために、先行研究の知見を必ず参照する姿勢を身につける。
|
2. |
授業の到達目標 |
|
①発達心理学と障害者心理学の専門的な知識を説明することができる。 ②発達心理学と障害者心理学の研究を批判的に検討することができる。 ③専門的知識を臨床場面でどのように応用できるかを論じることができる。
|
3. |
成績評価の方法および基準 |
|
①専門的知識の習得状況を知るための試験(50%) ②該当分野の研究に関する批判的検討力を調べるためのプレゼンテーション(25%) ③専門的知識を現実場面でどのように応用できるかについての議論への貢献(25%)
|
4. |
教科書・参考書 |
|
テキストは利用しない。参考図書や参考論文は授業内で随時紹介する。
|
5. |
準備学修の内容 |
|
・発表担当者は、パワーポイントで作成した資料を用いて、他の履修者が内容をよく理解できるように、また、他の履修者からの質問や意見に対応できるように、事前に十分な準備をしておく。 ・発達心理学および障害者心理学で学んだ専門用語を適切に使えるようにする。
|
6. |
その他履修上の注意事項 |
|
・資料配布および課題提出には、帝京大学のLMSまたはWeb File Serverを利用する。
|
7. |
各回の授業内容 |
|
【第1回】 | 授業の方針を説明し,各授業回の担当を割り当てる。 | 【第2回】 | 認知機能の発達とアセスメント | 【第3回】 | 社会・情動発達とアセスメント | 【第4回】 | 誕生から死に至るまでの生涯における心身の発達 | 【第5回】 | 乳幼児の心理と共同注意 | 【第6回】 | 高齢者の心理と認知症 | 【第7回】 | 発達の連続性と非連続性:コホート研究の知見から | 【第8回】 | 自己と他者の関係のあり方と心理的発達 | 【第9回】 | 自閉スペクトラム症の認知機能と「心の理論」 | 【第10回】 | 自閉スペクトラム症に関する基礎知識および考え方 | 【第11回】 | 発達障害に関する基礎知識および考え方 | 【第12回】 | 精神障害に関する基礎知識および考え方 | 【第13回】 | 身体障害に関する基礎知識および考え方 | 【第14回】 | 科学的知見の応用とエセ科学について議論する | 【第15回】 | まとめと試験 |
|