1. |
授業の概要(ねらい) |
|
臨床心理士や公認心理師として心理療法や対人支援を行う上で、臨床心理学の知識を得るのみではなく、体験学習を通して理念や技法を習得する必要がある。しかし、体験を積み重ねるには、体験をまとめていく知識や理論が必要である。従って、臨床心理学の理論や知識がないと、支援を行うことにつながらない。 そこで本演習では、臨床心理学の歴史や臨床心理学を支える理論、またその理論に基づいた心理アセスメントや心理療法について再度学び、実践に役立てていくことを目標とする。また、理論と実践をつなぐために、事例に数多く触れていきたいと考えている。
|
2. |
授業の到達目標 |
|
こころの問題や悩みを抱えた方の理解や支援のために、臨床心理学における理論・アセスメント法・心理療法などについて理解し、さらに説明できること。
|
3. |
成績評価の方法および基準 |
|
毎回のテスト30%、発表とディスカッション30%、試験40%
|
4. |
教科書・参考書 |
|
サトウタツヤ・高砂美沙(2003)『流れを読む心理学史―世界と日本の心理学』有斐閣 小川俊樹・倉光修(2017)『臨床心理学特論』放送大学出版 鑪幹八郎・川畑直人(2003)『臨床心理学―心の専門家の教育と心の支援』培風館
|
5. |
準備学修の内容 |
|
毎回配布される資料・文献を事前に読むこと。
|
6. |
その他履修上の注意事項 |
|
事前学習を欠かさず、積極的な態度で臨んで欲しい。
|
7. |
各回の授業内容 |
|
【第1回】 | 心理学の歴史について学ぶ | 【第2回】 | 臨床心理学の歴史について学ぶ①世界の歴史 | 【第3回】 | 臨床心理学の歴史について学ぶ②日本の歴史 | 【第4回】 | 心理アセスメントとは何か | 【第5回】 | 心理アセスメントの実際①発達検査と知能検査 | 【第6回】 | 心理アセスメントの実際②パーソナリティ検査 | 【第7回】 | 心理アセスメントの実際③神経心理検査、テストバッテリー | 【第8回】 | 心理療法を学ぶ①精神分析/深層心理学 | 【第9回】 | 心理療法を学ぶ②人間中心心理療法/行動療法 | 【第10回】 | 心理療法を学ぶ③認知行動療法/集団療法 | 【第11回】 | 事例を読む① | 【第12回】 | 事例を読む② | 【第13回】 | 心理検査を読む① | 【第14回】 | 心理検査を読む② | 【第15回】 | まとめと試験 |
|