Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:STS-201
心理データ解析法 I 橋本 貴充
選択  2単位
【心理学科】 18-1-1360-3271-003

1. 授業の概要(ねらい)

 実験や調査を行う研究においては、得られたデータを適切に分析し、解釈することが必要となる。この授業では、データ解析に用いられている統計ソフトウェア(SAS)を用いて、心理学のデータとの付き合い方を身に付けるとともに、収集したデータを分析し、解釈するための基礎知識を習得する。

2.
授業の到達目標

 知識:心理学で用いられる基本的な統計手法について、問題点を理解し、適切な手法を選択できる。
 技能:配布資料を参照しながら、基本的な分析を行うためのSASプログラムを記述し実行できる。プログラムを実行した出力結果から、必要な情報を取捨選択しレポート等に記述できる。

3.
成績評価の方法および基準

 授業中の課題(60%)、期末試験(40%)
 授業中の課題は10点満点のものを6回出題する。

4.
教科書・参考書

 教科書:なし。授業中にプリントを配布する。

5.
準備学修の内容

 授業時間内の学習だけでSASを使いこなせるようにはならない。配布プリントを授業の1週間前までにLMSにアップロードするので、授業開始までに読み、どこがわからないのかを明らかにしておいていただきたい。
 授業中の課題は成績評価対象である。他人と相談して解答してはいけない。欠席した場合でも、1週間以内に提出すれば通常どおり採点する。ただし、1週間後の授業開始時には正解を公開するので、これ以降の提出は認めない(提出しても採点しない)。

6.
その他履修上の注意事項

 使用できるコンピュータの台数に合わせて、受講者数を制限する可能性がある。初回の授業には必ず出席すること。
 授業中の課題で他人の答案を参照した場合、参照した方もさせた方も、成績評価時に不正行為として取り扱う(この授業の成績が0点になるにとどまらない)。
 秋期の心理データ解析法IIでは、この授業の知識を前提としている。心理データ解析法IIの履修を考えている場合には、この授業を履修しておくこと。

7.
各回の授業内容
【第1回】
導入
【第2回】
SASの使い方
【第3回】
データの読み込み
【第4回】
一変量の記述統計
【第5回】
変数の合成・変換
【第6回】
二項検定
【第7回】
連関の検定
【第8回】
1変量のt検定
【第9回】
対応のあるt検定
【第10回】
対応のないt検定
【第11回】
対応のある2水準の差のノンパラメトリック検定
【第12回】
対応のない2水準の差のノンパラメトリック検定
【第13回】
相関係数の検定
【第14回】
総合演習
【第15回】
まとめ