Web Syllabus(講義概要)

　心理学は客観的事実に基づいて人間を探求する学問であり、研究にあたっては、実験・調査が不可欠である。
　この授業では、心理学における各種検査法や観察法を実際に体験し、レポートにまとめることを通して、それらの基礎的な方法論を習得することを目的とする。
　以下の種目について実習を実施する（予定）。
　　種目１　知能検査
　　種目２　質問紙法性格検査（目録法）
　　種目３　観察法
　　種目４　調査面接法
　　種目５　投映法人格検査
　　種目６　項目分析
　初回の授業では，前半に，全クラス合同のガイダンス，後半に，卒業生等を招いた特別授業（職業・資格と心理学）を予定している。２回目以降は、各班に分かれ、種目ごとに教室を移動して実習を進める。実習の種目及びスケジュールについては、手引書により、ガイダンス時に説明する。種目ごとに、異なる教員が担当する。各種目の実習後、締め切り日までにレポートを提出することになる。なお、11月上旬（11月6日を予定）には，学外から講師を招待した特別講義を予定している。

　心理学に関連した調査の基礎的な方法論を学ぶ。
　実習の手続き内容を記載した手引書に、各種目ごとの具体的な到達目標が記載されている。

　参加態度および提出されるレポートによる。全回出席し、すべてのレポートを提出しないと単位の取得はできない。

　手引書はガイダンス時に配布する。
　各実習の参考文献等は、その都度紹介する。

　心理学の研究法について予習しておく。

　心理学科の授業の中で非常に重視される科目である。やむを得ず欠席しなくてはならない場合には、事前に８号館７階心理学準備室窓口まで知らせること。遅刻は絶対にしないこと。春期の「心理学基礎実験実習」の単位を取得できなかった学生で、この授業の単位も取得できなかった場合は、留年となるので注意すること。