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授業の概要(ねらい) |
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2018年度のセミナーでは、J.D. Salinger の名作The Catcher in the Rye(『ライ麦畑でつかまえて』)とStephen ChboskyのThe Perks of Being a Wallflower(『ウォーフラワー』)の二作品を取り上げ、様々な視点から比較と分析を行っていく。思春期のHolden Caulfield 少年を描いたSalingerの作品は1951年に出版されてから世界各国で翻訳され、今でも多くのアメリカ高校で読まれている。一方、1999年に出版されたChboskyの作品は等身大の少年の成長を描いた物語として広く若者に支持され、2012年に映画化されている。授業では、学生の討議とプレゼンを中心に、それぞれの作品に描かれた若者の悩み、大人世界への反抗、若者の文化を考察する。翻訳、映画と関連本も合わせて取り入れる。このセミナーでは、学生に“読む”ことの楽しさと体験してもらい、発表などで論理的思考力と発表の力を鍛えていく。
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授業の到達目標 |
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1.様々なテクストの読解を通して、英語力の向上と国際文化、社会に対する見識を深める。 2.発表を通して、リサーチ、論理的思考、発表などのアカデミック・スキルを鍛える。
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成績評価の方法および基準 |
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授業への貢献度・口頭発表・出席・提出物による総合評価。 授業への貢献度(発言・他人の発表に対するコメントなど)・出席 30%; 口頭発表 40%; 提出物 30% (変更する可能性がある)
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4. |
教科書・参考書 |
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参考資料のプリントを随時に用意し、配布する。 授業と発表内容に関わる参考文献一覧を開講時に告知する。
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準備学修の内容 |
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授業内で扱う英文テキスト及び参考資料の予習は必須である。春と秋学期に最低一回ずつ口頭発表とレポートを課す予定である。発表前日までに、配布資料、PowerPointを各自でしっかり準備しておくことが要求される。
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その他履修上の注意事項 |
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自分の趣味、これまでの勉強に縛られず、もっと広く世界の文化、歴史に興味を持ってもらいたい。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | Introduction (受講生の理解度などに応じて授業計画は変更される可能性があります) | 【第2回】 | The Perks of Being a Wallflower作品、作者、若者文化(1) | 【第3回】 | The Perks of Being a Wallflower作品、作者、若者文化(2) | 【第4回】 | The Perks of Being a Wallflower作品、作者、若者文化(3) | 【第5回】 | The Perks of Being a Wallflower作品、作者、若者文化(4); 発表テーマと計画の提出(1) | 【第6回】 | 発表テーマと計画の提出(2) | 【第7回】 | Students' Presentation 1 | 【第8回】 | Students' Presentation 2 | 【第9回】 | Students' Presentation 3 | 【第10回】 | Students' Presentation 4 | 【第11回】 | Students' Presentation 5 | 【第12回】 | Students' Presentation 6 | 【第13回】 | Students' Presentation 7 | 【第14回】 | Students' Presentation 8 | 【第15回】 | Review; Presentation Reflection Essay提出 |
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