Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:ARS-202
アメリカ地域の社会と文化 II 程  文清
選択  2単位
【外国語】 18-1-1410-1588-007

1. 授業の概要(ねらい)

 後期の授業では、新大陸発見、南北戦争、激動の1960年代、そして現在に至るまでの歴史を背景に、アメリカ合衆国の社会と文化の特徴について学習する。この授業の中で特に注目したいのはその民族と文化の多様性である。はるか昔からアメリカ大陸で生活していた先住民を始め、奴隷としてアフリカから強制的に連れてこられたアフリカ系アメリカ人、また19世紀半ばからヨーロッパ各地からアメリカに渡った移民、アジアからの移民と近年急増するヒスパニック系移民などがアメリカ合衆国に様々な文化と生活習慣を持ってきた。後期の授業では、映画、映像と平易な英語の文章を使い、アメリカの多様な文化、民族の状況とその表象について学習する。

2.
授業の到達目標

 (1)様々な映像と文献資料を用いることによって、より深くアメリカ地域の社会、歴史と文化を理解することができる
 (2)アメリカの移民と多様性の歴史を学び、他国の文化に対する広い視野と深い洞察力を養う。

3.
成績評価の方法および基準

 出席・中間試験・期末試験・提出物などによる総合評価を行う。
 出席・提出物 30% 中間試験 30% 期末試験 40%

4.
教科書・参考書

 授業内容に合わせて、プリントは随時用意し、配布する。参考文献一覧を開講時に告知する。

5.
準備学修の内容

 授業内で扱う文献、映像などの参考資料に関しては十分な予習と復習が要求される。授業進度に合わせて、レポートや映像内容のまとめなどの課題を課す予定である。

6.
その他履修上の注意事項

 偏見を持たずに幅広く世界の歴史、社会と文化に興味を持ってもらいたい。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 (授業計画は変更される可能性があります)
 Introduction
【第2回】
 北米先住民の文化、強制同化移住政策と1960年代の権利回復運動(1)
【第3回】
 北米先住民の文化、強制同化移住政策と1960年代の権利回復運動(2)
【第4回】
 北米先住民の文化、強制同化移住政策と1960年代の権利回復運動(3)
【第5回】
 北米先住民の文化、強制同化移住政策と1960年代の権利回復運動(4)
【第6回】
 アメリカ黒人の文化史:奴隷制度、南北戦争と1960年代の公民権運動(1)
【第7回】
 アメリカ黒人の文化史:奴隷制度、南北戦争と1960年代の公民権運動(2)
【第8回】
 アメリカ黒人の文化史:奴隷制度、南北戦争と1960年代の公民権運動(3)
【第9回】
 アメリカ黒人の文化史:奴隷制度、南北戦争と1960年代の公民権運動(4)
【第10回】
 19世紀後半資本主義の発展、新移民の到来と移民規制(1)
【第11回】
 19世紀後半資本主義の発展、新移民の到来と移民規制(2)
【第12回】
 19世紀後半資本主義の発展、新移民の到来と移民規制(3)
【第13回】
 ヒスパニック移民とアメリカの移民政策(1)
【第14回】
 ヒスパニック移民とアメリカの移民政策(2)
【第15回】
 Review and Final Exam