Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:SOC-107
地域情報論 I 大森 哲至
【Ⅳ】  2単位
【Ⅳ 社会と経済のしくみを学ぶ】 18-1-1410-3488-003

1. 授業の概要(ねらい)

 近年では日本をはじめ世界各地で災害の被害が多発していることから、防災や減災をめざした地域のあり方は、社会的に関心の高いテーマとして位置付けられている。本講義では「災害に強いまちづくりをめざす」ということをテーマに、災害情報学や過去の災害事例の研究を参考にしながら、地域の防災力をいかに高めていくかについて検討する。

2.
授業の到達目標

 ① 過去の災害事例の教訓を知ることで、自らや地域の防災・減災に活かすことができる。
 ② 災害に強いまちづくりを構築する上でその基礎となる「自助・公助・共助」の役割について理解できる。

3.
成績評価の方法および基準

 定期試験を実施する(50%)。
 授業の中で課題を実施する(50%)。

4.
教科書・参考書

 教科書は指定しない。毎回の授業でレジュメを配布する。
 参考書:『復興と支援の災害心理学-大震災から「なに」を学ぶか-』 藤森立男・矢守克也編 福村出版

5.
準備学修の内容

 普段から災害に関する情報(ニュース、新聞、インターネットなど)に関心をもつことが望ましい。

6.
その他履修上の注意事項

 グループワークが多いので、その際には積極的に参加すること。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 ガイダンス
【第2回】
 災害とコミュニティ
【第3回】
 災害からの復旧と復興
【第4回】
 被災者に対する法制度
【第5回】
 自助・公助・共助
【第6回】
 災害時の情報ツールの発達
【第7回】
 災害発生時の人間行動
【第8回】
 災害発生後の人間行動
【第9回】
 阪神淡路大震災の被災者の生活再建
【第10回】
 三宅島噴火の被災者の生活再建
【第11回】
 新潟県中越沖地震の被災者の生活再建
【第12回】
 東日本大震災の被災者の生活再建
【第13回】
 福島県第一原発周辺自治体の被災者の生活再建
【第14回】
 復旧・復興支援とマスメディア
【第15回】
 まとめ