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授業の概要(ねらい) |
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二国間関係の如何を問わず、中国が日本の重要な隣国であることは動かしがたい事実であり、我々は一時の感情に流されない冷静な中国認識を持つことを求められている。本授業の目的は、政治、経済、社会、文化、教育、対外関係等、現代中国の諸相への認識を深め、事実に裏打ちされた強固な中国観を形成することにある。
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2. |
授業の到達目標 |
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1)政治、経済、社会、文化、教育、対外関係等、現代中国の諸相について、基本的事実を理解し、他者に説明できる。 2)自らの知的関心に基づいて、現代中国について考察に値するトピックを探すことができる。 3)信頼しうる情報源から中国に関する情報を収集することができる。 4)選択したトピックについて、独自の考察を読みやすい文章にまとめることができる。
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成績評価の方法および基準 |
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基礎知識テスト 10% 小テスト 60%(5%×12回) レポート 30% ※1 基礎知識テストは、第1-2回で学習した現代中国に関する基礎知識を踏まえて第3回に実施する。 ※2 各回の授業で扱った内容について、翌週に小テストを行う。 ※3 レポートは、授業で扱った各トピックのうち、特に興味を持ったものについて独自に考察を深め、2,400-4,000字にまとめて第15回の授業で提出する。
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4. |
教科書・参考書 |
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西村成雄監修、日野みどり著『20世紀後半の中国』(中国の歴史・現在がわかる本第1期2)、かもがわ出版、2017年。 ※その他、必要に応じて補足資料を授業中に指示または配布する。
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5. |
準備学修の内容 |
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1)該当する教科書の章を事前にしっかりと読み込んでおくこと。 2)レポートの題材探しも兼ねて、中国に関する報道を日常的にフォローすること。
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その他履修上の注意事項 |
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やむを得ない理由がある場合を除き、欠席は認めない。第3回の授業は10%(点)、第4-15回の授業は各5%(点)の減点となることを十分に認識すること。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | 本授業について(内容、目標、成績評価方法、注意事項) 現代中国を学ぶにあたり(1) | 【第2回】 | 現代中国を学ぶにあたり(2) | 【第3回】 | 基礎知識テスト 第1章 中華人民共和国の建国は、1949年 | 【第4回】 | 第2章 「社会主義の中国」をつくる | 【第5回】 | 第3章 大躍進運動とその後遺症 | 【第6回】 | 第4章 文化大革命--「失われた10年」 | 【第7回】 | 第5章 文革後の中国:改革・開放前夜 | 【第8回】 | 第6章 改革・開放政策とは? | 【第9回】 | 第7章 天安門事件とその影響 | 【第10回】 | 第8章 社会主義市場経済への転換 | 【第11回】 | 第9章 選択の自由、競争の厳しさ | 【第12回】 | 第10章 国際社会で高まる中国の存在感 | 【第13回】 | 第二次世界大戦後の香港の激動 「わが町」香港が「親元」中国に帰るまで | 【第14回】 | 「台湾人の台湾」へ | 【第15回】 | まとめ |
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