Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:EUS-101
フランス事情 I 佐藤 恵美子
必修  2単位
【外国語(多)】 18-1-1410-4688-001

1. 授業の概要(ねらい)

 フランス留学のために必要な予備知識を学修する準備講座です。フランスの政治・経済、文化、社会を背景として生活全般をできる限り具体的に説明しますので、実際の事情を予め把握し、ある程度理解した上で準備に役立てることができます。フランスに関心を抱く学生諸君も歓迎します。単なる知見の羅列ではなく、小アンケートや小レポートを行うことで、問題意識を喚起・向上・深化させ、知識を消化・吸収し、思考力を養いながら、生きた情報として修得することに主眼を置きます。

2.
授業の到達目標

 留学に向けてしっかりした心構えを確立し、フランス生活が有意義な経験となるよう、各人が目的意識を明確にすることを目指します。たとえ現地で困難に直面しても、自分の頭で考え、自分の意思で決断し、難局を切り抜けていけるような知性を養うことが目標です。

3.
成績評価の方法および基準

 平常点(授業の出席と態度、質問や発言、小レポートなど)40%と、期末試験60%を目安として、総合的に評価します。

4.
教科書・参考書

 指定の文献はありません。各テーマについて参考となる資料を適宜紹介します。

5.
準備学修の内容

 日頃から関心を寄せてフランスの動向や傾向を追っていれば、留学への意欲や目的意識の向上につながります。また、前回の復習や小レポートも行いますので、ノートをよく取ることと、おさらいを常に心がけて下さい。

6.
その他履修上の注意事項

 留学への期待や授業内容の理解度を尊重しながら進める必要がありますので、質問や意見、要望などの積極的な参加が求められます。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 ガイダンス(授業の目的と概要、評価方法等)、小アンケート(動機や関心事)
【第2回】
 渡航にあたって:テロリズムと危機管理、交通事故や犯罪に対する安全対策
【第3回】
 日常生活①:フランス人とのつき合い方、マナーや礼儀作法
【第4回】
 日常生活②:街を歩く①(都市構造と街並み、メトロ・バス、タクシー)
【第5回】
 日常生活③:街を歩く②(カフェ・レストラン、文化施設)
【第6回】
 日常生活④:各種手続き(大学、大使館、銀行、郵便局、警察署)
【第7回】
 日常生活⑤:買い物をする(通貨・カード・小切手、スーパー、商店、市場)
【第8回】
 日常生活⑥:美容院、病院、薬局に行く
【第9回】
 日常生活⑦:休暇や余暇の過ごし方、フランスの年中行事、禁忌事項
【第10回】
 フランス的思考様式①:個人主義、合理的思考
【第11回】
 フランス的思考様式②:移民社会と差別問題
【第12回】
 フランス的思考様式③:普遍的価値と人権、「自由・平等・友愛」
【第13回】
 フランス文化①:食生活①(農業国、有機栽培、美食文化)
【第14回】
 フランス文化②:食生活②(フランス人の食習慣、定番メニュー、郷土料理)
【第15回】
 総括と補足事項