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授業の概要(ねらい) |
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このセミナーでは、人間の存在に関わるさまざまな文献(おもに西洋思想の文献)を読みながら、人間存在のあり方を深く考えることを目標とします。テキストは一般読者向けに書かれた入門書である『ソフィーの世界(上)』を使い、この本の人間存在に関連する部分を読みながら、「人間存在(人間が生きること)とはどのようなことか」という問いについて探究していきたいと思います。 この授業は講義ではなくセミナーですので、学生の積極的な参加、および主体的な作業が求められます。ほぼ毎回、テキストや指定した文献の内容を授業外の時間でまとめてくる作業が必要になります。また授業の最後には、指定した文献から1冊を選び、レポートを作成・提出することが求められます。 さまざまな思想家たちの未知の思想に触れることを楽しめる方、そして主体的な活動に参加する意欲のある方の受講を期待しています。
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授業の到達目標 |
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・人間存在に関わるさまざまな文献を読み、そのエッセンスを自分の言葉でまとめることができる。 ・人間存在に関する文献を読み、それを踏まえながら自分の見解を論理的に論じることができる。
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成績評価の方法および基準 |
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・平常点(約50%)、レポート(約50%) ・平常点は、ほぼ毎回作成するワークシートの出来によって評価する。 ・レポートは提示した評価基準に従って厳正に評価する。 ・セミナーは出席して授業に参加することが重要なので、欠席が5回を超えた学生は失格扱いとする。その場合、たとえレポートを提出しても、評価対象外となる。
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教科書・参考書 |
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テキスト:『ソフィーの世界(新装版)上』(ヨースタイン・ゴルデル著、NHK出版 2011年) その他の関連文献は、適宜、授業中にプリント配布します。
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準備学修の内容 |
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上記のように、この授業ではほぼ毎回、テキストや指定文献(おもに日本語テキストの抜粋)を読んでくる、もしくはまとめてくることが求められます。作業は授業中に行うこともありますが、授業外の時間に行うことが基本です。またレポート作成のために、指定した文献をあらかじめ1冊読んでおく必要があります。
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その他履修上の注意事項 |
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レポートの評価に大きな比重がありますが、レポートの書き方や基本ルールをまだ学んでいない学生は、原則として受講することができません。どうしても受けたい方は、『レポート作成講座』を受講するか、もしくはライフデザインの教科書『大学でどう学ぶか』を読んでおいてください。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | ガイダンス、セミナーの進め方について | 【第2回】 | 哲学の問い ― 「世界への驚き」とは? | 【第3回】 | ソクラテス(1) ソフィストと「哲学者」との違い、対話術とは? | 【第4回】 | ソクラテス(2) 『弁明』を読む、「魂の世話」について | 【第5回】 | プラトン(1) イデアとは? 洞窟の比喩 | 【第6回】 | プラトン(2) 魂と身体、不死の魂はあるのか? | 【第7回】 | プラトン(3) 『パイドン』を読む | 【第8回】 | アリストテレス(1) イデアの批判、4つの原因 | 【第9回】 | アリストテレス(2) 植物・動物・人間の違い | 【第10回】 | アリストテレス(3) 『霊魂論』を読む | 【第11回】 | デカルト(1) 普遍的懐疑と「思惟する精神」 | 【第12回】 | デカルト(2) 『省察』を読む | 【第13回】 | デカルト(3) 精神(心)と身体、心身問題 | 【第14回】 | スピノザ ― 二元論と一元論 | 【第15回】 | 授業のまとめ、レポート作成の準備 |
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