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授業の概要(ねらい) |
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本授業は哲学入門の授業です。例えば、「私の見ている空の色は他人の見ている空の色と同じなのだろうか」とか、「私たちは自由に何かを決めていると言えるだろうか」とか、「自分は何のために生まれてきたのだろうか」とか、皆さんも一度は考えたことがあると思います。これらはいずれも哲学という学問のなかでさまざまに議論されてきた問題です。本授業では、①これらの問題に含まれている論点を教科書に沿って整理し、②それらの論点についてクラスのメンバー全員でディスカッションをし、③他者の意見をふまえつつ自分なりの答えを提示することを練習します。これらの作業を通して哲学的な問題意識と議論の仕方に慣れ親しむことが本授業のねらいです。
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授業の到達目標 |
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1.教科書の内容を整理することができる。 2.ディスカッションで積極的に発言することができる。 3.他者の発言の要点を正確にまとめることができる。 4.他者の発言に対して、自分なりの批判を加えることができる。 5.自分なりの主張を提示することができる。
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成績評価の方法および基準 |
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1.平常点:20点 2.教科書の内容把握:20点 3.ディスカッションへの貢献:20点 4.レポート:40点
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教科書・参考書 |
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教科書:トマス・ネーゲル(著)、岡本裕一朗・若松良樹(訳)、『哲学ってどんなこと?―とっても短い哲学入門―』、昭和堂、1993年。
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準備学修の内容 |
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毎回の授業で宿題を課します。
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その他履修上の注意事項 |
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1.初回授業に必ず出席すること。 2.本授業では履修者の上限を15名程度とします。 3.初回授業に15名以上の学生がいる場合には、教員(長綱)が担当している授業(人間学基礎セミナーⅠ、英語Ⅲ・Ⅳ、論理学Ⅰ・Ⅱ、行動規範論Ⅰ・Ⅱ)のうち、少なくとも一つの単位をこれまでに取得したことのある者を優先します。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | イントロダクション | 【第2回】 | 正しいことと不正なこと① | 【第3回】 | 正しいことと不正なこと② | 【第4回】 | 正しいことと不正なこと③ | 【第5回】 | 正義① | 【第6回】 | 正義② | 【第7回】 | 正義③ | 【第8回】 | 死① | 【第9回】 | 死② | 【第10回】 | 死③ | 【第11回】 | 人生の意味① | 【第12回】 | 人生の意味② | 【第13回】 | 人生の意味③ | 【第14回】 | 人生の意味④ | 【第15回】 | まとめ |
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