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授業の概要(ねらい) |
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本授業は、1年生を対象に帝京大学で学ぶことの意義について、各学部・学科より選出された教員によるオムニバス授業を通して、幅広く学ぶ基礎科目です。高校までの学習との違いを理解し、本学独自の教育指針「実学・国際性・開放性」の理解を深めることを目的とします。文部科学省に置かれた中央教育審議会答申(2012年8月28日)も、「新たな未来を築くための大学教育の質的転換に向けて~生涯学び続け、主体的に考える力を育成する大学へ~」と、主体的に考える力の重要性を提言しています。このような基礎力は、大学1年次から培われる資質であるとの考えから、新たな「帝京学」を2013年度よりスタートし、帝京大学で学ぶことの意義、そして愛校心を育むことを目的とします。 授業の「目的」を達成するために、様々な学問領域を持つ八王子キャンパスの各学部・学科より選出された教員から、本学で学ぶことの意義について担当する教員の専門分野を通して、わかりやすく講義をしてもらうオムニバス授業となります。たとえば、なぜ、個々の専門分野が大学教育において必要なのかを話してもらい、各学部・学科のディプロマ・ポリシー(人材養成)についても言及してもらいます。 授業では、学生が一方的に講義を聞くだけでなく、内容を理解し、深めるために、クラスで議論し、授業内容をリフレクション・シート(振り返りノート)に自分の言葉で置き換えてわかりやすくしてファイルに綴じ、最終的には、リフレクションをもとにラーニング・ポートフォリオを作成します。 この授業は、留学生も歓迎します。すべての授業は自動授業収録システムで録画され、LMSにアップされますので、必要に応じて、いつでも復習することができます。
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授業の到達目標 |
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①学生は、本学の教育指針の重要性および各学部・学科の特徴についても説明できる。(知識、理解) ②学生は、大学での学びと高校までの学びの違いについて説明できる。(知識、理解) ③学生は、学習過程での学びを省察することができる。(技能) ④学生は、15回の学びをコンセプト・マップで描くことができる。(技能) ⑤学生は、ラーニング・ポートフォリオをまとめることができる。(技能、態度)
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成績評価の方法および基準 |
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①筆記試験(知識・理解)(20%) ②事前課題確認試験(知識・理解)(10%) ③コンセプト・マップ(技能)(20%) ④ラーニング・ポートフォリオ(技能・態度)(50%)
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教科書・参考書 |
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土持ゲーリー法一『ラーニング・ポートフォリオ~学習改善の秘訣』(東信堂、2009年) 近田政博『学びのティップス~大学で鍛える思考法』(玉川大学出版部、2009年)
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準備学修の内容 |
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学生は、MELICの「指定図書」コーナーで指定された図書を読んで、図書カウンターで「指定図書課題・リフレクション(振り返り)シート」に図書印を押してもらってから授業に出席します。
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その他履修上の注意事項 |
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この授業は、「ソクラテス・メソッド」にもとづき、「予習(準備学習)しないで授業を受けてはならない」を原則とします。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | オリエンテーション 授業目的、授業方法、成績評価、ラーニング・ポートフォリオについての説明等 | 【第2回】 | 帝京大学の教育指針について~帝京大学学長(予定) | 【第3回】 | 各学部・学科の教員による講義① | 【第4回】 | 各学部・学科の教員による講義② | 【第5回】 | 各学部・学科の教員による講義③ | 【第6回】 | 各学部・学科の教員による講義④ | 【第7回】 | 各学部・学科の教員による講義⑤ | 【第8回】 | 各学部・学科の教員による講義⑥ | 【第9回】 | 各学部・学科の教員による講義⑦ | 【第10回】 | 各学部・学科の教員による講義⑧ | 【第11回】 | 各学部・学科の教員による講義⑨ | 【第12回】 | 各学部・学科の教員による講義⑩ | 【第13回】 | 各学部・学科の教員による講義⑪ | 【第14回】 | コンセプト・マップとラーニング・ポートフォリオの作成について | 【第15回】 | 授業の総括・テスト |
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