Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:SEM-202
人間学基礎セミナー II 森  玲奈
【Ⅱ】  2単位
【Ⅱ 人の心と思想を学ぶ】 18-1-1500-4034-008

1. 授業の概要(ねらい)

 この授業では、質的調査法を用いた調査計画を立案し、データ取得、データ分析、調査報告を書くところまでを体験することを目標とします。受講人数は最大20名です。人間学基礎セミナーⅠ(森玲奈担当)と関連性が高く、かつ、より高度な内容を扱うため、連続履修を推奨します。

2.
授業の到達目標

 ①学生は、質的調査法とは何かについて、学術的に学ぶ。
 ②学生は、インタビュー法や観察法の具体的な実践を通じて学ぶ。
 ③学生は、「人」と接点を持ちながら自ら「動きつつ」調査するために必要な留意点、心構え、スキルを説明できる。
 ④学生は、質的データを分析しながら報告を書く方法を深く学ぶ。

3.
成績評価の方法および基準

 ①中間課題 30%
 ②最終課題(プレゼンテーション) 30%
 ③最終課題(レポート) 20%

4.
教科書・参考書

 伊藤哲司・田中共子・能智正博『動きながら識る、関わりながら考える-心理学における質的研究の実践-』ナカニシヤ出版
 無藤隆・やまだようこ・南博文・麻生武・サトウタツヤ『質的心理学』新曜社

5.
準備学修の内容

 中間課題や最終課題に向けて、事前学習課題を出すことがあります。

6.
その他履修上の注意事項

 質的調査法に関する基礎知識は『人間学基礎セミナーⅠ』で習得しているものとして、発展的な学習を進めますが、履修していない方には補足の資料を使って学習支援をします。皆さんの主体的な参与を期待しています。なお、受講生の興味関心により、授業で扱う内容及び順番を一部変更することがあります。
受講生の興味関心により、授業で扱う内容及び順番を一部変更することがあります。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 ガイダンス(受講にあたっての説明)
【第2回】
 質的調査法の概説
【第3回】
 インタビュー法を使った研究事例紹介(1)
【第4回】
 ゲストを招いての対話型プログラム
【第5回】
 観察法を用いた研究事例紹介(1)
【第6回】
 中間課題:調査実習
【第7回】
 中間課題:調査実習の発表・講評
【第8回】
 インタビュー法を用いた研究事例紹介(2)
【第9回】
 観察法を用いた研究事例紹介(2)
【第10回】
 最終課題:調査計画の立案(テーマの検討)
【第11回】
 最終課題:調査計画の立案(計画書作成・準備の検討)
【第12回】
 最終課題:調査データの取得方法検討
【第13回】
 最終課題:調査データの分析
【第14回】
 調査実習の発表(1)
【第15回】
 調査実習の発表(2)