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授業の概要(ねらい) |
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看護学Ⅰは、養護教諭を目指すための看護の基礎的な知識を習得するための科目である。第1~6回の看護学概論の講義では、看護の歴史、役割、実践のための理論的根拠、倫理、看護に関する法的側面について事例を通して学ぶ。第7~14回の演習では、看護や医療に関する身近な話題やニュース、映画、闘病手記やブログなど、様々なソースを用いて「看護」の考え方に触れ、それらに対する自分の考えを自分の言葉で表現できるようにすることをねらいとする。授業最終回のまとめでは、授業内容と自己学習を統合することで授業での学びをさらに深め、学校保健の場における実践方法を考察し、発表できるようにする。
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2. |
授業の到達目標 |
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1)講義・事例学習を通して看護の概念や定義について述べることができる。 2)講義・事例学習を通して看護に関する倫理や法的側面について述べることができる。 3)演習を通して学校保健における看護の考え方を理解することができる。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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ミニレポート(10%) ポートフォリオ(10%) 定期試験(70%) 授業態度の悪い者、提出物の遅延は、減点の対象となります。
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教科書・参考書 |
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テキスト 東山書房 『養護教諭、看護師、保健師のための改訂学校看護』ISBN 978-4827815511 (看護学Ⅰ~Ⅲ、看護実習Ⅰ、Ⅱを通して使用します) 他は毎回の授業で提示します。
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5. |
準備学修の内容 |
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各回の授業ごとに、学習目標を立案し、目標達成状況を振り返る作業を行います。これは看護学Ⅰ~Ⅲ、看護実習Ⅰ、Ⅱを通して行います。目的をもって主体的に学ぶための習慣付けとなります。
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その他履修上の注意事項 |
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授業に出席するだけでなくきちんと参加してください。この科目は後に続く「看護学Ⅱ、看護学Ⅲ、看護実習Ⅰ、看護実習Ⅱ」の前提科目です。養護教諭の資格取得に授業の照準を合わせて行います。授業のルールを守れない学生、授業態度の悪い学生はその都度記録し、退出していただきます。この場合、出席として扱いません。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | 看護学概論(講義):看護の導入・看護の対象とその理解 | 【第2回】 | 看護学概論(講義):ヘルスプロモーション | 【第3回】 | 看護学概論(講義):看護理論 | 【第4回】 | 看護学概論(講義):看護の役割 | 【第5回】 | 看護学概論(講義):看護と法 | 【第6回】 | 看護学概論(講義):保健・医療・福祉システム | 【第7回】 | 演習:看護記録と看護過程の考え方 | 【第8回】 | 演習:感染症とその予防 | 【第9回】 | 演習:看護倫理 | 【第10回】 | 演習:エンディングノート | 【第11回】 | 演習:障害者の理解 | 【第12回】 | 演習:がん患者の就労支援 | 【第13回】 | 演習:患者同士のコミュニティ | 【第14回】 | 演習:学校保健現場における看護の役割 | 【第15回】 | まとめ |
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