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授業の概要(ねらい) |
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看護学Ⅲは、養護教諭を目指すための看護の基礎的な知識を習得するための科目である。ここでは、子どもの成長発達、身体の特徴、健康障害とその看護について学習する。講義では、子どもの健康の特徴・健康問題、健康問題解決方法、子どもの疾患(発生機序、病態、疾病の概念)とその看護について学ぶ。演習では、子どもの健康・社会的な問題に関連した、家族・関係機関や職種との連携や共働の方法について学び、学校保健の場での実践につなげることができるようにすることをねらいとする。
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2. |
授業の到達目標 |
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1)講義を通して子どもの健康の特徴・健康問題、健康問題解決について学び、理解することができる。 2)講義を通して子どもの各疾患の発生機序、病態変化等、疾病の概念について学び、理解することができる。 3)講義・演習を通して患児とその家族への看護について学び、理解することができる。 4)事例演習を通して、小児/学校保健分野における養護教諭の役割を、既習の看護の要素と統合し、考察することができる。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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ポートフォリオ(10%)、ミニレポート(20%)、定期試験(70%)による総合評価とします。授業態度の悪い者、課題への取り組みが不十分で注意しても改善がみられない場合は減点対象となり、総合評価点から減点します。
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4. |
教科書・参考書 |
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参考図書 南江堂 看護学テキストNICE 『小児看護学概論』 改定第3版 他 各回の授業で案内します。
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準備学修の内容 |
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授業ごとに、学習目標を立てて、その目標の達成状況を自己評価します。準備学習課題が必要な授業では、授業前に課題チェックを行います。課題を行っていない学生はその日の授業に参加することができません。
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その他履修上の注意事項 |
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この科目は、資格取得に関連する科目であり、また、実習の前提科目でもあるため、授業に取り組む姿勢を重視すします。授業態度の悪い学生には退出していただきます。この場合出席としてカウントしません。提出期限のある提出物や課題は、期限内に提出されないものは採点しません。わからないところは積極的にオフィスアワーを利用して質問し、早めに解決できるようにしてください。主体的に授業に取り組むことが大切です。 注)看護学Ⅰ、看護学Ⅱの未履修者は履修できません。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | 小児看護学の概念 子どもの成長・発達と看護①乳/幼児期の子どもの成長・発達と看護 | 【第2回】 | 子どもの成長・発達と看護②学童・思春期の子どもの成長・発達と看護 | 【第3回】 | 子どものフィジカルアセスメント(身体測定法) | 【第4回】 | 子どものフィジカルアセスメント(プロトコルを用いた緊急度判断) | 【第5回】 | 子どもの感染症・予防接種 | 【第6回】 | 症状別看護・対症療法(情報収集の仕方) | 【第7回】 | 症状別看護・対症療法(アセスメント方法) | 【第8回】 | 症状別看護・対症療法(子どものファーストエイド) | 【第9回】 | 病院(外来)における小児と家族の看護(講義・演習) | 【第10回】 | 病院(入院生活)における小児と家族の看護(講義・演習) | 【第11回】 | 検査・処置・手術を受ける小児と家族の看護(講義・演習) | 【第12回】 | 終末期における小児と家族の看護(講義・演習) | 【第13回】 | 非行・虐待に関するケーススタディ(事例演習) ケースの発見と、学内・他機関や職種との連携/共働 | 【第14回】 | 学校における小児看護(事例演習) アナフィラキシーのアセスメントと対応方法 | 【第15回】 | まとめ 第1~14回の講義・演習内容の総まとめを行う |
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