Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:NGN-101
人体の構造と機能及び疾病 小川 佳子
選択  2単位
【心理】 18-1-3074-4448-001

1. 授業の概要(ねらい)

 心理師がチーム医療の一員として、他の医療専門職と連携・協働し、治療やケアにあたるためには、身体の構造や心身の機能、疾病や障害の成り立ちについての知識を身につけておく必要があります。また、がん、難病等の心理に関する支援が必要な疾病についても知っておかなければなりません。
 そこで、本授業では心理師に必要な医学的基礎知識を講義形式で学びます。

2.
授業の到達目標

 ① 心身機能と身体構造及びさまざまな疾病や障害についての知識を習得する。
 ② 心理に関する支援が必要な主な疾病について説明できる。

3.
成績評価の方法および基準

 期末試験(80%)、課題あるいは小テスト(20%)で評価します。なお、授業にはすべて出席することが前提であり、出席点はありません。出席が3分の2に満たない場合と期末試験を受験しなかった場合は評価対象外となります。

4.
教科書・参考書

 教科書(購入が必須のもの)は指定しない。
 参考書:
 『人体の構造と機能 第4版』 エイレン N. マリーブ著(医学書院)
 『3DビジュアルDVD付 人体のしくみと病気がわかる事典』 奈良 信雄監修(西東社)
 『カラー図解 症状の基礎からわかる病態生理 第2版』 松尾 理監訳(メディカル・サイエンス・インターナショナル)
 『<普及版> 図説・病気の成り立ちとからだ[Ⅰ]』 中野 昭一編著(医歯薬出版)
 『<普及版> 図説・病気の成り立ちとからだ[Ⅱ]』 中野 昭一編著(医歯薬出版)

5.
準備学修の内容

 1回の授業あたり2時間程度の予習・復習が必要です。授業前には、インターネット(LMS)上にアップロードされた講義資料に目を通しておいてください。また、授業後には、講義資料や参考図書などを使って十分に復習をしてください。

6.
その他履修上の注意事項

 ① 講義資料は各自でインターネット(LMS)上から事前にダウンロードし、講義に持参してください。講義時の紙媒体での資料の配布はおこないません。
 ② 授業中の私語など授業の妨げとなるような行為、携帯電話やスマートフォンの使用、イヤフォンやヘッドフォンの着用は厳禁とします。
 ③ わからないことは書籍などで調べたり、積極的に質問したりして、わからないままにしておかないようにしてください。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 人体の構造:人体を構成する細胞、組織、器官について学ぶ。
【第2回】
 運動器系:運動器系の構造と機能および主な疾病や障害について学ぶ。
【第3回】
 呼吸器系:呼吸器系の構造と機能および主な疾病や障害について学ぶ。
【第4回】
 循環器系:循環器系の構造と機能および主な疾病や障害について学ぶ。
【第5回】
 消化器系:消化器系の構造と機能および主な疾病や障害について学ぶ。
【第6回】
 血液・造血系:血液・造血系の構造と機能および主な疾病や障害について学ぶ。
【第7回】
 腎・泌尿器系:腎・泌尿器系の構造と機能および主な疾病や障害について学ぶ。
【第8回】
 生殖器系:生殖器系の構造と機能および主な疾病や障害について学ぶ。
【第9回】
 脳・神経系:脳・神経系の構造と機能および主な疾病や障害について学ぶ。
【第10回】
 内分泌系:内分泌系の構造と機能および主な疾病や障害について学ぶ。
【第11回】
 皮膚・感覚器系:皮膚・感覚器系の構造と機能および主な疾病や障害について学ぶ。
【第12回】
 疾病の成り立ち(1):成長と老化、そして死について学ぶ。
【第13回】
 疾病の成り立ち(2):炎症、感染、アレルギーと免疫異常、腫瘍、循環障害について学ぶ。
【第14回】
 心理的支援が必要な疾病:心理的支援が必要なストレス関連疾患(心身症、不安症、うつ病、がん、難病、心筋梗塞など)について学ぶ。
【第15回】
 まとめ:身体構造と機能、疾病や障害の種類や成り立ち、心理的支援が必要な疾病について総括する。