Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:MAT-102
数学入門 II 大川内 隆朗
【Ⅵ】  2単位
【Ⅵ 自然法則と数理科学を学ぶ】 18-1-3082-4217-002

1. 授業の概要(ねらい)

 高校までに出てくる数学記号や公式を理解するとともに、基本的な文章問題について論理的・数学的な知識を活用して解くことが出来るようになるための講義を展開していきます。

2.
授業の到達目標

 ・高校までの数学記号の理解し、計算できるようになる
 ・数学的な思考能力を身に付け、単純な計算問題のみでなく、文章問題などにも応用できるようになる
 ・答えのみを記述するのではなく、相手に伝わるような論理展開で解答することができるようなる

3.
成績評価の方法および基準

 各回に行う小テストで評価します。

4.
教科書・参考書

 授業内で扱う教科書・参考書は特に指定しませんが、中学・高校の頃の教科書が手元にあると役に立ちます。資料やレジュメについては、毎回の講義の中で配布します。

5.
準備学修の内容

 予習用のプリントも配布しますので、しっかり準備して取り組んでください。また授業の中で理解できなかった部分はよく復習し次回の授業までには理解しておかないと、どんどん付いていけなくなりますので注意してください。

6.
その他履修上の注意事項

 独学で勉強するよりも授業の中で一生懸命に取り組む方がはるかに効率的な学習となるので、授業中は集中して学ぶようにしてください。 また、わからない箇所はそのままにせず、授業の後やオフィスアワーに質問してください。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 ・オリエンテーション(学習内容と受講生レベルの確認)
【第2回】
 ・指数と累乗根
  指数(n乗)と累乗根(ルート)について、基本的な計算公式などを理解することを目標として学習します。また虚数についても、概念や記号を紹介します
【第3回】
 ・シグマ(1)
  シグマ(∑)の意味について学習し、パターン化された計算を、∑を用いて書き換える練習を行います。また等差数列の公式を学習します。
【第4回】
 ・シグマ(2)
  等比数列の和の公式を学ぶとともに、部分分数など少し応用的なシグマの計算方法まで発展させていきます。
【第5回】
 ・対数(1)
  対数(log)の定義に関して、e(ネイピア数)を紹介するとともに、指数の公式を交えながら、logの基本的な公式を理解していきます。
【第6回】
 ・対数(1)
  対数(log)について、底の変換や、非常に大きな数/小さな数におけるある位の値を、対数を利用して導出する方法を学習します。
【第7回】
 ・三角関数(1)
  sin、cos、tanの三角関数の定義と、単位円について学修します。
【第8回】
 ・三角関数(2)
  三角関数の加法定理、倍角/半角の定理など基本的な公式を学習します、またπを利用した円周率の考え方についても紹介します。
【第9回】
 ・三角関数(3)
  三角関数の正弦定理、余弦定理について理解し、日常生活と絡めた演習問題を解けるようになることを目標に学習していきます。
【第10回】
 ・極限値(1)
  二次関数を例に、極限値の概念と導関数の式の説明を行い、極限値(lim)の考え方を理解します。
【第11回】
 ・極限値(2)
  分数や指数など、多少複雑な式に関して、極限値を求めることができるように講義を展開していきます。また対数(log)で頻繁に利用するe(ネイピア数)に関しても説明を行います。
【第12回】
 ・微分(1)
  分数、指数、対数に関して、微分の公式を紹介し、その中の一部に関して証明をしていきます。
【第13回】
 ・微分(2)
  2つの関数の乗算や徐算に関する微分の公式を紹介し、演習問題を通じて様々な関数を微分する練習を行っていきます。
【第14回】
 ・積分(1)
  積分の概念を説明し、不定積分と定積分と違いに関して説明を行います。また基本的な積分公式に関して、微分公式と対比を行いながら確認していきます。
【第15回】
 ・積分(2)
  関数とx軸で囲まれた部分の面積の求め方を解説します。また複数の関数で囲まれた部分の面積を求める際の方法や注意事項に関しても説明を行います。